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「エスペラントの今」第25号:ウクライナ侵攻が続く中、現地からの声に耳を傾ける

広報委員会 2022-06-12

シリーズ「エスペラントの今」第25号

エスペラントの現状を様々な面からご紹介するシリーズの第25回目をお届けいたします。ご質問、取材問い合わせ等は、当協会広報委員会までお願いします。

ウクライナ侵攻が続く中、現地からの声に耳を傾ける

ロシアによるウクライナ侵攻が続いています。私たち日本エスペラント協会は3月にこの侵攻に関する声明を発表しました。

エスペラント語使用者の世界の情報網は、ステレオタイプな見方に陥らないためにささやかながらも貢献しています。

現地の人が自らエスペラント語で執筆し、国際的に発信するのが特徴である月刊の国際情報誌『モナート(Monato)』では、ロシア国内で評価が対立する現地からの意見を記事として掲載し、ロシアを内側の視点で理解する手がかりを提供しています(例:ノーベル平和賞受賞のロシアのジャーナリスト・ムラトフ氏や、反体制活動家ナワリヌイ氏について)。

現在も、ロシア市民、ウクライナ市民からのさまざまなメッセージを受け取っています。

【ロシアからの声】(エスペラント語からの翻訳)

▼戦争を支持しない普通の人々がロシアにまだいることを世界に知らせてください。私は他の国の人々が、すべてのロシア人を憎んだり非難したりしないことを本当に望んでいます。

▼私の友人は反戦の手紙のために図書館から解雇されました。……別の知人は現在逮捕されており、ブチャでの殺害とロシア軍が住宅を爆撃しているという情報を広めたとして最大10年の懲役に直面しています。……ロシアに残った知的な人々だけではこの恐怖を止めることはできません。どうぞ考えて行動してください。私も行動し続けます。

▼今日のロシアでは、当局への献身を示さずに公の場所で働くことは不可能……この一週間、警察は私の友人の家や路上で彼らを拘束しました。人々は反社会的活動に従事しないことを約束した書類に署名することを強制されています。

▼よく考えてください。……アメリカやウクライナのマスメディアが大量の偽情報を配信しています。ヒステリックな盲目なロシア嫌いではなく理性に従うならいいのですが。

エスペラント語は世界の国や民族を異にする多様な人々が自由に平等に対話できることを願って創案された言葉です。異なる意見を言下に否定するのではなく、耳を傾けつつ粘り強く対話を続けることが、この悲惨な戦争において市民にできる最初の一歩なのではないでしょうか。

ここで紹介した声を含む、世界各地からの意見を、堀泰雄さんがエスペラント語—日本語の対訳で、すでに100 ページをこえる「ウクライナ侵略、世界の声」としてまとめています。群馬エスペラント会のホームページで読むことができます。 またKimura Goroさんは、自身のFacebookでロシアの友人からの声を日本語に訳し発信しています。


リンク:PDFファイル(287KB)

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