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「エスペラントの今」第18号:いま、国際協力の言語とは?

広報委員会 2019-10-01

シリーズ「エスペラントの今」第18号
エスペラントの現状を様々な面からご紹介するシリーズの第18回目をお届けいたします。ご質問、取材問い合わせ等は、当協会広報委員会までお願いします。

■いま、国際協力の言語とは?
― グローバル社会の課題と言語の役割 ―

地球規模の課題が山積する現代、国を超えて協力することがますます重要になり、インターネットの普及で市民レベルの協力が容易になってきました。
市民レベルの活動で、英語・国連公用語・それ以外の言語の世界での情報発信・国際交流・国際支援はどのように行われているのでしょうか。

東アジア青年エスペラントセミナー (2019年5月・ベトナム)
青年の自主運営で37年目を迎えた、東アジア青年エスペラントセミナー (2019年5月・ベトナム)では、セミナーテーマ「手を携えて海洋環境を守る」をアジア各国からの青年が、エスペラント語を共通言語として活発に議論した。

2018年に東京で開催されたグローバルフェスタに参加の国際交流団体を対象に活動のなかでの言語の運用状況に関するアンケート調査を実施しました。その集計結果から、半数以上で交流相手国の言語が必要とされており、現地言語習得や現地文化理解での困難さに対する課題認識が広がっていることが、見えてきました。
グローバル社会の課題に取り組むために、国際協力・国際支援での言語との問題に向き合う必要がますます大きくなっています。
この問題を取り上げるシンポジウム[*1] が、10月13日さいたま市(埼玉県)で開催されます。当協会シンポジウム委員会の企画によるものです。
テーマは「グローバル社会の課題と言語の役割」~環境、貧困、紛争と向き合うことばを求めて~ です。 実際に、環境、貿易など様々な分野で世界の各国各地域からの発信と、国際的な支援活動で、実際に活躍されている方々をパネリストに招きます。
ドイツ語、ネパール語、日本語といった現地言語・現地事情を知り抜いたうえで国際活動をおこなっている、パネリストの経験を語っていただきます。問題について考える良い機会となるでしょう。
シンポジウムでは、エスペラント語やそのコミュニティが寄与している活動も取り上げます。■

参考[*1] シンポジウム:日時:2019年10月13日(日)14:00~16:30(開場13:30) 入場無料
テーマ:「グローバル社会の課題と言語の役割」~環境、貧困、紛争と向き合うことばを求めて~
場所:埼玉会館 小ホール (埼玉県さいたま市浦和区高砂3-1-4)
公開シンポジウム(第106回日本エスペラント大会 >> 一般向け公開プログラム)
URL:<https://www.jei.or.jp/evento/2019/jek/?p=malfermitaj#simpozio>


リンク:PDFファイル(244 kB)
「エスペラントの今」これまでの発行分

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