UEA/2025年日本語版ポスター
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7月26日は、世界エスペラント協会(UEA)が提唱する「エスペラントの日」です。1887年7月26日にポーランドの眼科医ザメンホフによって「国際語エスペラント」が発表されました。
UEAは、この日を「多言語主義と平和」として祝うことを提案しています。
次に、UEAのメッセージ(日本語訳)も下記にご紹介します。
https://esperantoporun.org/wp-content/uploads/2025/07/Japana-Esperanto-tago-2025.pdf
エスペラントの日 2025:多言語主義(すべての言語を尊重すること)と平和
本年のエスペラントの日、7月26日は、国際語エスペラントの発表から138周年を迎える日です。この言語と運動は、平和的にお互いを理解し、互いに知り合いたいと願う人々による、独自な国際的・民族間のプロジェクトです。
いま、私たちの暮らしに、様々な危機が起こっています。戦争、経済問題、技術や社会の変化、環境、気候の危機です。国際的な信頼や国際合意への尊重も欠如しています。そうした困難の中で、多くの人々が苦しい状況に置かれています。本来、一緒に平和に暮らしたり、人権を大切にしたり、万人のための発展を目指すことは、十分に実現可能であり、それはみんなで話し合い、一緒に行動することにかかっているのです。
こうした課題を前にして、私たちは「多言語主義」と「平和」の重要性を訴えます。お互いに近づき、知り合い、理解し合い、一緒に行動する力を強める必要があります。そのために「言語」は大切です。なぜなら、私たちは言語を通じて物事を理解し、知識を広め、対話をするからです。多言語主義は、すべての言語への敬意であると同時に、平和にわかり合うための努力でもあります。国連によれば、多言語主義は、人々の間でうまくコミュニケーションを取るためや、多方面的な外交のために不可欠です。それは対話、寛容、理解を促進し、そして誰もが参加できる包括性と社会的統合にもつながります。
世界中のエスペランティスト(エスペラント使用者)たちは、互いのことをもっと理解し、尊重し合うために出会い、交流を深めています。また、世界の言語問題について考えたり、言語間の平等の必要性を訴えています。世界エスペラント協会は、1908年の設立以来、平和と国際的な理解を目指し、国際機関と協力して、世界のあらゆる課題における言語の側面からアプローチできることを訴え続けています。
この「エスペラントの日」(7月26日)は、幸いにも「国際希望デー」(7月12日)や「国際フレンドシップ・デー」(7月30日)と近い時期にあることも、うれしい偶然です。この機会に、国や文化の違いを超えて、人と人、民族と民族、国と国とのあいだに、もっと友情を広げていきましょう。そして、「希望」と「幸福」という価値を、社会の中でちゃんと大事にしていこうと、みんなで呼びかけましょう。私たちは信じています。よりよい世界をつくるには、みんなで話し合い、力を合わせることが一番の道です。私たちは政府に対し、資源をめぐる争いではなく、すべての人の人権を尊重しながら、協力して解決策を探してほしいと願っています。私たちはすべての人に呼びかけます。エスペラントを知り、できれば学んでみること、そしてそれ以上に、大切なのは、私たち皆のための世界を、平和に共存できる形で築くために団結することです。
UEA/2025年多言語版ポスター
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UEA/2025年エスペラント版ポスター
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UEAのメッセージ(エスペラント原文)
https://esperantoporun.org/wp-content/uploads/2025/07/Esperanto-tago-2025.pdf