[日本エスペラント協会・研究教育部]

解答例 (学力検定試験2級問題)(2)

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【注意】 ここにあげてある解答以外にも正解となるものがあります。 なお、[注]として、学習の参考になることを示しています。


【2級/一般問題】

1.
(1) エスペランチストと言えば一般に寛容で思いやりがあります。寛容と思いやりはエスペランチストであることに結びついています。それは、少なくとも私の国で言えば、ミルクが紅茶に対するようにです。私たちのエスペラントの小世界でも、口げんか、論争、憎しみ、またそれに似たような状況が避けがたいのは明らかで、そういう場合は多少の寛容さと思いやりが救いになります。とは言え、私たちの間で、口げんかがなく、論争もなく、憎しみもないとなれば、私たちは人とは言えず、エスペラント自体が、現実世界から遊離した全く人造のものとされるでしょう。
 しかし、エスペラント語について言えば、私たちは寛容を、そしてとりわけ思いやりを失いがちです。考えて見て下さい。あなたがお気に入りの椅子にすわって、あるいはあなたのパソコンの画面で、モナート誌の最新号を読んでいるとしましょう。突然、"... al mia gepatroj"(私の一人の両親に・・・)という文がでてきて、たまげてしまいます。ショックと恐怖にあなたは飛び上がり「なんてことだ。編集部に物申さねば。」とわめきます。

(2) "... al mia gepatroj" は "al mia[j] gepatroj" の誤植だから。

2.
 Mi pasigis miajn lernejajn jarojn en la urbo Okitu kun ĉ. 14 000 loĝantoj, kiu poste fariĝis parto de la urbo Sizuoka. Loko kun milda klimato, fronta al la golfo Suruga, konsistanta el malvasta baseno de la rivero Okitu kaj mallarĝa zono inter maro kaj montoj. Tie iamaj ĉefministroj Itoo kaj Saionzi vizitis siajn vilaojn. La urbo estas al mi karmemora, kaj mi, loĝanta malproksime, ĉiujare vizitas ĝin okaze de kunveno de samklasanoj.

3.
 東京都、横浜市


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【2級/文法問題】

1.
(1) en または pri  (2) de または al  (3) pri  (4) sur

2.
(1) de Aomori gubernio → en la gubernio Aomori
(2) Juĝante → Se juĝi または Se oni juĝas
(3) malantaŭ → post
(4) ne eblas iri ankoraŭ → ankoraŭ ne povas iri

3.
(1) Li estas 60 kilogramojn peza.
(2) Mi ellitiĝis je la sesa.



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【2級/小論文】

 エスペラントは、使用されるアルファベットがラテン文字であるという見た目だけではなく、ヨーロッパの種々の言語に共通する基本的な文法を整理して16条の規則にまとめ、単語も主としてヨーロッパの各言語に共通しているものをたくさん採用していることから、ヨーロッパ的な言語であるという主張は間違っていないと思う。
 しかし、そのことは非ヨーロッパの人々がエスペラントを学ぶ上で、一部不利を被るところもあるが、私にはそれほどの問題とは思えない。ヨーロッパの言語の基本的な構造の理解に役立つし、エスペラントの特徴的な部分、たとえば造語法や接辞の豊富さなどは非常に論理的で、日本人にとっても学び易い。
 エスペラントがヨーロッパ的な言語であることで、エスペラントをいわゆる「踏み台」にして他のヨーロッパの言語を学ぶ際におおいに役立つ、ということが実証されている。その意味でも、エスペラントがヨーロッパ的な言語であるということを否定することはできないし、その必要もないと思う。



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【2級/会話問題】

1.(自己紹介)(省略-学力検定試験2級問題(1)の解答例を参照)

2.(話題提起)(省略-学力検定試験2級問題(1)の解答例を参照)



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