民族音楽のビデオやテープを集める。このジャンルは巾が広いので、テーマをきめて、1ねんに一つの国ぐらいでいいから、じっくり集める。ある程度あつまったら、例えば「イランの音楽を聞く会」のようなものを開催する。
RO1996年8月号
★八ヶ岳エスペラント館では、ごく普通のアルバムに、八ヶ岳エスペラント館で行われた牛耳の写真や、エスペランチストの旅行の写真などを入れてソファーのわきのテーブルの上に置くようにしたが、これがエスペランチストでない訪問者になかなかの評判。エスペラントで実現できる世界旅行や、JEGA(Japana Esperantista Go-Asocio)の国際色ゆたかな試合風景などにも質問が多かった。
★写真のいくつかを拡大し、展示に使う予定もある。また、年単位の計画としては、これらの写真なども利用して、八ヶ岳を世界に知らせるビデオを作る計画もある。
★7月に入って、山歩きにくわしい人、植物にくわしい人などの来訪があり、周辺の自然の豊かさに目からうろこが落ちる思い。甘利山のような、軽装でも楽しめるところもある。
★既報7月6日と7日のレザさんの中級講習会は、ビデオ教材(Mazi en Gondolando)なども利用して行われたが、定員いっぱいの参加者のほか複数の見学者(エスペランチストでない人)もあり、にぎやかだった。
★外国旅行のアルバムや、八ヶ岳エスペラント館に来てとった写真や、エスペラント関係の図書の寄贈み¥にもご協力いただければ幸いです。
(※八ヶ岳エスペラント館の利用予約は、早稲田E会館事務所でも受け付けます。以下略)
RO1996年9月号
※省略(事務的なミスで、8月号と同じ文が掲載された)
RO1996年10月号
★夏休みから初秋にかけて、エスペラント館は週末ごとにほぼ定員いっぱいの宿泊者を迎えて賑わった。訪れたみなさんは、自然に恵まれたエスペラント館周辺の散策やドライブ、美術館めぐりを楽しまれた様子。
★「緑の旗のもとに」の劇を学校でやるのに参考にしたいからと、山梨県内の学校の線瀬Aの訪問もあった。
★9月14日には、シルクロードの重要な中継地サマルカンドからの来客もあり、たのしい交流会が開かれた。
★「スーホの白い馬スライド上映会」はいよいよ10月12日、午後1時から山本辰太郎氏をお迎えして開かれる。モンゴルの民族服にも触れさせていただけるかも。この機会を是非お逃しなく。
★下の棟の中庭に面した窓にカーテンが入った。これで夜など窓の外の闇がこわいという人も、すこしよくなると思う。展示室にも、1階、2階とも展示用レールが入った。
★エスペラント館に近い須玉町の八巻信夫氏から、丹精のこもった立派な切手パネルをお貸しいただいたほか、加茂節子氏からは、本の寄贈もあった。多くの方の協力のおかげで、展示室がだんだんに充実していくのは本当にうれしい。こころからお礼を申し上げます。
★高原は秋色を深めている。ご家族、友人との散策やドライブに、ぜひエスペラント館をご利用ください。
RO1996年11月号
★ライセンス保持者が81人になった。200人くらいを目標にしたい。上級ライセンス(ライセンス講習を担当することができる資格)保持者(現在4人)も増やしたい。
★長坂町の知名人が町内で、エスペラント館と、エスペラントそのものについて宣伝してくれている。ご自身エスペラントの勉強をはじめられた人もいる。エスペランチストは、期待を裏切らないようにしないと。
★八巻信夫氏(地元の古いエスペランチスト、もと教員)が、生涯かけて集めた切手、手紙などの膨大なコレクションを提供してくれたほか、世界の民芸品なども少しずつあつまりつつある。開館日などに不意にお客があっても困らない程度の展示資料もそろいつつある。備品もだんだん揃ってきた。
★7月27,28日の両日、長坂町では町をあげての「名水と国蝶オオムラサキの里まつり」が開かれた。27日(土)の夜は、音と光の大饗宴。1万発もの花火が惜しげもなく打ち上げられた。
★翌、日曜日は、花火大会の会場だった池に隣接した1.7ヘクタールを誇る広大な競技場で、トラックの外側を囲んで70店におよぶ模擬店が並んだ。エスペラント館も切手コーナーや民芸品コーナーを設けて出店した。
★品選びをしている子供達をかきわけて、2人組の中学生の女の子が、去年も来た子どもだった。滝沢氏の名前を「滝沢まさお」まで覚えていたのにはびっくりした。こんな具合にエスペラントが地元に根付いていってほしいと思う。
★9月14日には、サマルカンドのアナトーリ・イオネソフ氏を八ヶ岳館に招いて、交流会をひらいた。参加した60人(エスペランチストと地元の一般の人)は、小さな国の博物館が、エスペランチストの力で、世界に向けた活動をしていることにすっかり感心した様子。氏のギターの弾き語りも訴えるものがあった。
★お願い。国際文通でうけとった切手を、まわりを1cmほどのこして切り取って寄付として送ってください。台紙につけて展示室をかざったり、来年のお祭に利用したりしたいと思います。
RO1996年12月号
★八ヶ岳エスペラント館の一年が無事終わった。館のまわりのカラマツ林は、ほとんど葉を落として、梢の間からは、夏には見えない山々が見えるようになった。11月24日に水抜きもすませ、館は来年の3月まで冬眠に入る。今年の館の宿泊利用者は約300人。ライセンスをとった人の数は94人に達した。予定よりは少なかったが、おかげさまで健全運営ラインにはのっている。
★去る11月4日には地元の人を対象に、「エスペラントってな〜にの集い」があった。長坂町オオムラサキセンターの所長さんなども見え、京都の光川澄子さんがUEAのエスペラント誌で呼びかけて集めた蝶の切手や絵はがきに目を見張っていられた。この資料は、同センターで展示する予定で、いま手紙の翻訳が進んでいる。
★磯部昌さんが、長年かけて集めた世界の人形を寄贈してくださった。人形たちは、いま色あざやかに展示室に並んでいる。木村裕さんから立派なビデオカメラの寄贈もあった。八ヶ岳の四季を背景に、一年かけて八ヶ岳エスペラント館の紹介ビデオを創作したい。このほかにも、この一年いろいろの形での協力があった。みなさん、ありがとう。
★休館の期間に、大量配布用の色刷りの「八ヶ岳エスペラント館紹介パンフ」もつくりたいと思っている。
★すでに、来年4月の予約も来はじめた。来年の予約は、お早めに。