La 32a Tutlanda Kunlog^ado de Esperantistoj, YOYOGI '99

第32回 エスペラント全国合宿・代々木'99
La 2-a Informilo / お知らせ第2報
エスペラント集中研修合宿 5月2日〜5日/ 2-5a de Majo

organizas: Japana Esperanto-Instituto ☆ 主催:(財)日本エスペラント学会

全国合宿は実参加者数97名を得て、無事終了しました。また会場での図書販売総額は29万5千円余 でした。ご協力ありがとうございます。(5/9, JEI)


 この第2報では、今回の全国合宿のいくつかのプログラムについて詳細にお知らせします。また、 申込締切を4月20日に延期しますので(第1報では4月10日と告知)、もし周囲で期限が過ぎたからと 諦めている人がいたら、教えてあげてください。多くの参加をお待ちしています。

■セミナー 『エスペラント運動とメディア利用』 / 5月2日〜5日(研修枠)

 急速に普及するインターネットの利用や、各民放テレビ局の衛星放送(BS)事業参入と地上波の デジタル化等など----メディア環境の変化は、21世紀の初頭、私たちの暮らしを大きく変えて ゆくことが予想されます。その変貌を俯瞰しながら、私たちエスペランチストが将来にむかって どのような青写真を描くことができるかを検討することが、本セミナーのねらいです。 以下のようなテーマごとに、基調報告後、出席者全員で意見交換を行います。このセミナーの討議内容は、 合宿後にJEIがまとめて、メディア利用計画を策定するさいの基礎資料とする予定です。
本セミナーでは、インターネットや各種メディアの技術的な側面にはあまり触れません。あくまでも、 メディアをどのように利用してゆけばよいのか、どんな内容の情報を準備すればよいのか、 といったソフト面を検討しますので、出席者にはコンピュータについての専門知識はまったく 必要ありません。エスペラントを使って現に交流・活動されている方、今後のエスペラント運動の 展開について多少の問題意識をお持ちの方には、ぜひ討議に参加していただきたいと思います。

◆テーマ (順不同) ・「エスペラントの広報チャンスが変わる----マス・メディアの変貌(多チャンネル化・ グローバル化・ローカル化)と、エスペラント運動への影響 /田井久之氏
・「ソフトが命!素人ビデオ撮影でも、ここに注意すれば立派なソフト!」 /田井久之氏
・「インターネットの普及はエスペラント運動をどのように変えるか」/犬丸文雄氏
・「教育分野、公的機関におけるインターネット利用の状況」 /後藤斉氏(東北大学教授)
・「技術革新の暗部----プライバシー侵害、著作権、知る者と知らない者の格差」柴山純一氏
・「JEI電子データバンク作成のための青写真」 / 報告: 河元寛視氏
・「JEIホームページの未来図と、実現化のためのプログラム検討」 

※他にも、テーマを募集中です。聞いてみたい/話してみたいテーマがあればご一報ください。

■ミニ・シンポジウム 『エスペラント運動とメディア利用』/5月2日(分科会枠)
前頁記述のセミナーの内容を簡潔に報告し、出席者との質疑応答・意見交換を行います。



■ミニ・シンポジウム 『人権・言語権・エスペラント』/ 5月3日(ミニ・シンポジウム枠)
◆日  時: 5月3日 (19:00-21:30 / ミニ・シンポジウム枠)
◆基調報告: 福地 俊夫氏 (一橋大学大学院言語社会研究科)
◆パネリスト: 林 和男氏(弁護士)、北川 久氏 (一橋大学大学院言語社会研究科)
◆司 会: 臼井 裕之氏(青山学院大学大学院国際政治経済学研究科)

 1996年の『プラハ宣言』以来、エスペラントを「言語権」という観点からとらえなおす動きが 盛んになっています。JEIでも、昨年、成城大学教授・中村敬さんの講演(5月・全国合宿)と、 言語権シンポジウム(10月・東京)を開催。どちらもエスペラント界外の講師をお招きし、 それぞれ「言語権と英語」、「言語権と少数言語」という、エスペラントと直接には結びつかない テーマを取り上げた、ユニークな企画でした。そこで、今年の全国合宿では、過去2回の実績を踏まえ、 言語権シリーズの第3弾を開催します。テーマは、ずばり、「言語権とエスペラント」。
 確かに、言語権とエスペラントとの間には、一見して何らかの関係があるような気がします。 が、しかし、この両者には、本当に関連性があるのでしょうか。エスペラントの使命が国際的な 橋渡し言語(pontlingvo)であり、また、言語権が少数言語の権利を意味するのだとすれば、 両者の関係は希薄だと考える人がいるかもしれません。実は、分かったつもりでいても、 考え直してみると、言語権とエスペラントが具体的にどこでどうつながっているのかが、 はっきりしない----少なくとも、両者の関係がキチンと整理されてエスペランチストの間に 共有されていない、というのが、実態なのではないでしょうか。
 そこで今回は、エスペランチストとしての足元を固める意味でも、エスペランチストの中だけで じっくりとこの問題について掘り下げてみたいと思います。いったいエスペラントと言語権は どこでどのように結びつけて考えることができるのか、あるいはできないのか。また、 そもそも言語権とは何なのか… まず、基調報告を、今春、言語権についての修士論文を 完成させた福地さんにお願いし、「言語権の歴史と現在」についてお話しいただきます。 その上で、弁護士の林さん、大学院でエスペラントの研究をしている北川さんにもパネリストとして 議論に加わっていただき、さらに、参加者全員での討論を行う予定です。多くの方の参加を お待ちしています。

■ミニ・シンポジウム 『アジアのエスペラント運動』 / 5月2・3日(2夜連続企画)
◆日  時: 5月2日(20:00-21:45/分科会枠)+5月3日(19:00-21:30/ ミニ・シンポジウム枠)
◆全体進行: 竹内 義一氏(JEI国際部部長/KAEM委員)
◆用  語: 原則としてエスペラント (一部日本語の使用を検討中)
(1)アジア各国・地域のエスペラント運動の現状 /土居智江子氏 (Esp. en Azio編集/予定)
(2)第2回アジア大会の見所、ツアーの説明 / 東海林敬子氏(JEI国際部副部長/KAEM委員)
(3)第2回アジア大会(ベトナム)のEsp運動における意味 / 竹内義一氏
(4)香港IJK とKS(日韓中セミナー)----報告と討論 / 世古龍太郎氏(日本青年Esp連絡会)
(5)アジアのエスペラント運動とKAEM ---- その問題点と今後の展望 (討論)

 21世紀初頭、アジア地域の国際関係(国際経済や文化的・人的な交流)の変動が、 世界史を動かす最も重要な要因となることは、まず間違いありません。欧米にくらべて 国際関係が未成熟なこの地域で、世界の人口のおよそ20%を抱える中国が本格的な国際化を すすめようとしていることの1点をとってみても、新しい(国境をこえた)文明圏の登場を 予想させるには十分でしょう。しかし、その変動を「ばら色の未来」と手放しで歓迎することは、 決してできません。「未成熟な国際関係」と言うとき、その背後には、民族・国家間の「無知」 「偏見」「誤解」や、簡単には乗り越えることのできない「経済的な障壁」と「こころの壁」が 横たわっているはずです。しかも、現代 世界で「国際化」を牽引する最大のファクターが、 「物資・消費への欲望」であることも、また、否定しがたい事実です。必然、国際的な「変動」は 「摩擦」をともない、「新しい交流の形」は「痛み」のなかからしか生まれません。少なくとも、 第2次大戦後に温室の日本人が慣れ親しんだ「安逸」とはまったく異なった局面が、 待ちうけていると考えるべきでしょう。
 そして、そういった事態を、日本のエスペランチストたちは、いったいどのような態度で 迎えるのでしょうか。コミュニケーションの力によって「無知」「偏見」「誤解」を克服し、 国際「摩擦」による「痛み」を乗り越えることが、エスペラントに求められる役割であるはずです。 が、果たして、そういった役割を担う準備が、私たちエスペランチストにあるでしょうか。
 アジアという建設途上の国際舞台でエスペラント運動がどのように展開するかによっては、 世界のエスペラント運動が決定的な転換点を迎えることさえも考えられます。しかし、 その「展開」は、「エスペラント運動の伸長」という単に内向きの視点をこえたところにしか 存在しません。エスペランチストが広く社会に向かって目を開き、力のある、魅力的な コミュニケーションの姿を社会に示してゆくことこそが、エスペラント運動にある一定の 広がりをあたえてゆくはずです。
 アジアのエスペラント運動は、まだ、緒についたばかりです。まずエスペラント固有の課題を ひとつづつ着実に踏み固める段階にあり、今すぐに、そう目立った社会的な成果をあげることは 難しいかもしれません。しかし、たとえ足元の課題に取り組みながらでも、目と心を広く社会に 向かって開いて、次になすべきことを考え続けてゆけば、きっと新たな展開が見えてくるはずです。

 第2回アジア大会の開催を前にして、今一度、アジアのエスペラント運動を問い直します。

■第1報(1-a Informilo) からの変更
 ◇申込締切を、4月20日まで延長します。(第1報では4月10日と告知。)
 ◇5月2日分科会枠で予定していた 『人権・言語権・エスペラント』 は中止します。
 ◇5月3日ミニ・シンポジウム枠で予定していた『エスペラント教育システム』は中止します。

■5月3日 ミニ・シンポジウム枠の裏番組は…
 ◇エスペラントを遊ぶ: さまざまなゲームや歌で遊びながら、エスペラント会話に慣れます。
 ◇Gaja Vesperoの練習: 全国合宿の命であると断言する人も多いGaja Vespero(4日の夜 の親睦会)。その内容をより豊かにするために、出し物の練習をします。
 ◇エスペラント・ビデオや、音楽(カセット・CD)の鑑賞もできます。
 ◇野外活動も挙行する予定…

■チェ・ユンヒさんの『大会直前のエスペラント会話』は、初級クラスです。
 チェ・ユンヒさんの『大会直前のエスペラント会話』は、1年程度(以上)エスペラントを 学習した初級者対象のクラスです。今年は、ベトナムで第2回アジア大会も開催される国際大会の 当たり年。たとえエスペラントの学習暦が浅くても、エスペラントの国際大会の雰囲気を 堪能したいという、「勇気はある初級者」を助けることが、このクラスのねらいです。 近い将来にUK(世界大会)、IJK(青年大会)、AK(アジア大会)等への参加を 予定している方は(遠い将来の参加を希望している方も)、ぜひご参加ください。予習は不要です。

■全国合宿についての全般的な説明・申込書は、第1報にあります。
 第1報をお持ちでない方は、下記までお問い合わせください。

■概要
日 程:  1999年 5月2日(日)〜5日(水)
会 場:  東京・代々木 『オリンピック記念青少年総合センター』
参加費: 28,000円 / 全期間: 講習費と3泊8食分の費用を含む。※各種割引あり。
申 込:  申込書 (第1報に掲載) を下記の住所までお送りください。FAXでも可。
締 切:  1999年 4月20日 (4月10日から延期)
主 催:  財団法人 日本エスペラント学会
協 力:  日本青年エスペラント連絡会(予定)

問合・申込: 162-0042 東京都新宿区早稲田町12-3 (財)日本エスペラント学会 合宿係
 TEL(03)3203-4581 / FAX(03)3203-4582 / retposto: esperanto@jei.or.jp