八ヶ岳エスペラント館のあゆみ
2004年

このテキストは、主としてROに発表された資料に基きました。これから、他の資料も参考に、内容を充実していく予定。(クリタ)

2005年2月9日更新


*ROの八ヶ岳エスペラント館十周年記念特集号を見るにはここをクリックしてください。

RO 2004年1月号「八ヶ岳だより」


☆冬眠中の八ヶ岳E館です。2004年は12月までも開館してほしい,という意見が出ていますがどうでしょう。とにかく皆様の応援に力づけられて奮戦する運営委員会です。合宿等早めにご計画ください。毎年,E館を利用してくださるグループは,鉄道連盟,碁・将棋の会,関東連盟,八ヶ岳山麓散策の会(春・秋),川崎E会,Eを話す会,E湧け合宿などです。

☆地域別では静岡,神案川,東京など地の利に恵まれたところからの参加が多い。犬山の日本大会などを利用して是非お出かけください。会員の紹介でNe・E−istoも3割以上。Eの宣伝に役だっています。来訪外国人はスペイン,ポーランド,カナダ,オランダ,ベトナム,中国などでした。

☆来るたびに新鮮になっているE館をめざしています。ことしは,テレビ,パソコン,ウォツシュレットなどを購入。サンダルが新しくなり,委員の手作りで下駄箱,机,絵はがきなどが出現しました。

☆E館は「lernejo por viroj」。せっかく別荘のつもりで来たのに,荷物の整頓,お茶を出す,食事の準備や片づけなど女性にまかせていては,とても女性の方は来る気にはなりませんね。館のprincipoの一つは「ほんものの男女同権」。家事のにがてな男性の学校でもあるのです。到着して女性の方は,まずお休みください!がモットーなんですよ。 ☆近くに中華料理店オープン。シルクロード美術館は3倍くらいに拡大中。




RO 2004年2月号「八ヶ岳だより」


 冬眠中の八ヶ岳E館。八ヶ岳棺をまだ訪問したことのない人への紹介・宣伝を。

 1・八ヶ岳E舘の正式名称は?正確な名前は,「日本エスペラント学会図書館・八ヶ岳分館」といい,図書館と宿泊研修施設の2つの建物をもっています。創設以来,今年で10年ですが,運営委員,使用者のみなさんの力でまだ新しい建物です。

 2・中央線小淵沢駅から小海線に乗り換え1つ日の駅「甲斐小泉」から歩いて5分。

 3・E−istoに開放されています。E−isto紹介のNe−E-istoも利用できます。利用で
きるのは・3月末の冬眠明けから11月末までの毎土,日曜日及び夏季の毎日です。

 4・ウイークデーも利用したい人のために「ライセンス制度」があります。これは,運営委員から「開館利用のためのマニアル」講習を受けた人に与えられます。ライセンス保持者になると,E舘を自分の別荘のように自由に利用できます。現在193名の方がライセンスを持っています。

 5・個人的に,「別荘」のように利用したい方には4月から7月までがおすすめです。合宿などの利用が少ない時期です。

 6・施設には,キッチン関係のものすべて(例えば冷蔵庫,レンジなど),暖房関係,その他あり,生活に不自由はいたしません0近くには・レストラン,中華料理,その他あります。車で5分以内に大きな温泉もあります。

 7・甲斐小泉駅に「シルクロード美術舘」「泰雲書道美術館」があり,近くには「くんペい童話館」「山梨県立八ヶ岳薬用植物園」「白樺清春美術館」など。



RO 2004年3月号「八ヶ岳だより」


☆いよいよ開館です:
 3/20(土)開館準備に続いて、3/21(日)より八ヶ岳E館も2004年の活動を始めます。今年は、創設10年の年にあたります。創設に関係した多くの人の願いがより結実しますようにこの爽やかなE館をご支援ください。

☆E活動の基地に 各ロンドの合宿を!
 八ヶ岳E館が生き生きするのは、やはり各地の・ロンド(サークル)が合宿などの活動をここで企画してくれることです。年度の初めに計画をたて、宿泊の予約をされることを期待しています。

☆今、運営委員会で立案中のもの
・4月の開館祭り(4/11(日)を予定):
・5月 春の八ヶ岳散策
・7月 地元のおおむらさき祭り参加,ザメンホフまつり
・8月 夏季全日開放(毎日運営委員がいます),「第6回E漬け合宿」(8/21−23)
・9月 「エスペラントで話す会」
・10月 秋の八ヶ岳山麓散歩
・11月 冬眠祭り

☆自主計画と運営が原則です
 あなたの企画に応えて支援します。
☆穴場です(家族や仲間でご利用を)家族で、旅行を楽しみたい、という時、たとえば、ゴールデンウイークとか、連休などの時、案外エスペラント館が空いていることがあります。計画を立てるとき、ぜひ問い合わせてください。五月、六月、七月のよい季節に空いているのは、残念です。あなたの別荘としてぜひご利用ください。
☆みなさんの提案をお待ちしています。




RO 2004年4月号「八ヶ岳だより」


☆祝一八ヶ岳エスペラント鋸10周年
エスペラント館も愛されて10年,国内外から集う人の友好の場として定着し,活用されてきました。今年もE館でお会いしましょう。

☆4月10日(土)は開館まつりです。
今年は「私のおすすめ小さな旅」と題し、各運営委員がエスペラント館を起点とした見所の説明を致します。翌11日(日)には実際にその地へご案内する予定です。あなたのお薦めの場所もお話ください。
☆春から夏の行事予定など
五月の連休は、桜は勿論、菜の花畑の上を泳ぐ鯉のぼりも見られます。お出かけ下さい。ご予約はお早めに!
・5/15(土)Konversacia Kurso de s−ino Judita YAMATO
・6/23(日)春の八ヶ岳散策
・6/26(土)エスペラント館周辺の撮影会
・7/3(土)詩と音楽の会
・7/24(土)地元のおおむらさき祭りに参加

☆第6回 Nur Esperanta Kunvivado 2004を
 8/21(土)〜23(月)に行います。詳細は...
  (以下省略)

☆予約申込先の変更
7年にわたり担当された村田和代さんは退任され,新担当は,望月正弘さんです。
予約先 (省略)




RO 2004年5月号「八ヶ岳だより」


☆E館の春
 3月,カモシカの群れが近くまで来ました。4月,子リスが顔を見せ,緑星付持製巣箱にシジュウカラのつがいが棲んでいます。そっと見守って下さいね。
踏切の近くにコンビこが開店しました。
 《註》本当はカモシカでなく、シカだそうです。

☆ユティータさんとEを楽しもう
 5月15日(土)午後3時〜5時ポーランド出身で運営委員のひとり,大和ユデイータさんが,"ポーランドについて10の質問”をしながら,みなさんと楽しく会話したり,ビデオ鑑賞をします。賞品も出るそうなので,事前学習のうえ,奮ってご参加下さい。

☆春の敢策会 清里高原をのんびり歩く
 5月23日(日)9:30出発14:30帰館予定
 コース:E館‥清泉寮P‥キープファームショップ経由・・清里の森(自由散策)‥
キープファームショップ集合(休憩または食事)・・清泉寮P・・E館
 持ち物:雨見 水筒,(弁当),時計,靴はトレツキングシューズが良いが運動靴でも可。申込みは宿泊予約係へ。
◇問合せ:
 笹森桂一まで。備考:前夜の22日(土),7時より打ち合わせ。

☆メーリンクリスト【YED】に加盟を!
 E館の最新情報をお届けしています。申込みは(略)まで。

★NurEsperanta Kunvivado 2004受付中! 石川一也
メール:(略)

*訂正:おおむらさきまつりの日は未定です。
◇予約申込(略)



RO 2004年6月号「八ヶ岳だより」


☆小海線ひと駅の旅
甲斐小泉〜小淵沢間水田が空の色,山々を映しています。静かな時を過ごしに,お出かけ下さい。

☆エスペラント漬け合宿・参加者募集中
 Nur-Esperanta Kunvivado 2004
 今年で第6回目となる「エスペラントで少しは話すことができるけれども,あまり話す・聞く機会がない」という方のための合宿です。一人10分ずつのスピーチが課題です。募集人数が15名ですので,夫々異なる話題での話しが15以上聞くことができ,これがとても楽しいです。今年は,お客様としてJuditaさんが,スピーチについて,優しく指導してくれます。また今年は特別に,フランスからのGrossmann夫妻も参加しますので,(Outlook Expressでも字上符が送られる話)などを聞くことができます。
 8月21日(土)〜23日(月)の2泊3日をエスペラント漬けになってみませんか?なお,せっかくですから,さらに一泊して周辺の観光をするのも,お薦めです。RO誌の今年4月号にもこの合宿の紹介が出ていますので,ご覧ください。
◇申し込み・連絡先:略

★おおむらさきまつりは7/19(月・祝)です。

☆7/3(土)は「詩と音楽の会」をひらきます.

◇予約申込:略



RO 2004年7月号「八ヶ岳だより」


☆8月は毎日開いています!:
 この夏のご予定はお決まりですか?8月は毎日開館します。ライセンスをまだお持ちでない方,E−istoでない方もご利用しやすい期間です。お友達やご家族をおさそい合わせの上,お出かけ下さい。なお,8月はE館でも直接予約を受け付けます。電話:OS51−32−7335八ヶ岳エスペラント館

☆ふたつの新しい美術館:
 6月,「薮内正幸美術館』がお隣の白州町に開館したそうです。故薮内氏は鳥や動物の絵を童話,百科事典,企業の広告などに措いていたイラストレーターだそうです。
 今月、18日(日)には,『平山郁夫シルクロード美術館』が甲斐小泉駅前に開館します。

☆7月3日(土)午後3時より待と音楽の会です。

☆7月19日(祝・月)は,毎年E館も参加しているオオムラサキまつりです。

☆小浜線ひと駅の旅・その2:
 甲斐大泉駅前に新しい温泉施設が出来たそうです。入場料大人800円小学生400円

☆ブルーベリー摘み:
 ブルーベリー栽培が盛んな長坂町では,7月〜8月中旬,摘み取りとジャム作りの体験ができます。夏休み,お子様と一緒にいかがですか?

★Nur-Esperanta Kunvivado 2004受付中!(エスペラント漬け合宿)まだ余裕があります! 8月21日(土)から二泊三日です。以下略



RO 2004年8-9月号「八ヶ岳だより」


☆ねむの花が咲き,オオムラサキが舞う季節となりました。
 湧水の里より暑中お見舞
 申し上げます。五感で楽しめる夏のお薦め:
 見る:星空・流星群
 聴く:周辺の音楽会
 香り:ラヴェンダー,味:焼きとうもろこし
 触れる:周辺施設での各種工芸体験,乗馬体験などそろってます。もちろん,何にもしない,本当の「夏休み」を過ごされる方はごゆっくりどうぞ。そうそう,虫さされと紫外線の対策はお忘れ無く…

☆杉山周治版画展および彼がかかわるエスペランティスト二人の「書きつづける志」展示。その一隅の「あなたも三万円あれば美しい本を出せる」コーナーに注目してください。自費出版希望の方は来館を!

☆もうすぐアテネ五輪開幕!E館では衛星放送が見られます!感動をご一緒に。

☆E館8月から11月の行事予定など
8月は係が滞在し,毎日開いています。
8/21−23(土→月)エスペラント漬け合宿
9/4(土) エスペラントで語る会
10/9(土) 秋の八ヶ岳山麓を歩く会
10/16(土) 秋のE館撮影会
11/13−14(土・日) 関東連盟合宿
11/20(土)  E館冬眠作業日

☆以下連絡方法等、略



RO 2004年10月号「八ヶ岳だより」


☆暑かったこの夏,E館は約100名のお客様でにぎわいました。今月,E館は満10歳の誕生日を迎えます。八ヶ岳が最も色鮮やかな秋,ぜひお出かけ下さい。

☆八ヶ岳E館創設10周年記念講演会
   『元気で長生きする方法』
講師: 医学博士 中村貿郎先生
日時: 10/30(土)午後2時よ入場無料
場所: 長坂町小荒間「三分一湧水館」(E館から徒歩5分)
 中村資郎先生はE−istoです。漢方を西洋医学に取り入れる研究をなさり,現在は長野県伊那市の老人介護施設「はびろの里」の施設長をされています。そんな中村先生にこの長寿時代を元気にかつ創造的にいきる秘訣を教えていただきます。

☆秋の八ヶ岳山麓を歩く会
10/9−11(土一月)の3日間,都合のよい日にご参加下さい。コースは前日の晩,以下から相談します。
 @川俣川渓各〜清里高原,清泉寮,
 A美しの森〜羽衣池〜川俣川〜牧場,
 BE館〜信玄棒道〜小淵沢,
 C観音平〜三味線滝〜八ヶ岳周遊道路。
*持ち物:
 トレッキング靴,雨具,水,リュック,その他。
 問合せ先:tel他ksoO42−5ウ5−0ウ31笹森

☆秋のE館撮影会
 10/16−17(土・日)三分一湧水公園などで秋色を撮りましょう。

☆エスペラント漬け合宿
 フランスからGrossmann夫妻も参加,盛況でした。なお,2005年は8/20−22(土一月)に行います。庶に3名が参加意志を表明されました。

◇予約申込:


RO 2004年11月号「八ヶ岳だより」


☆長坂町から北杜市(ほくとし)へ
E館の所在地である長夜町は,合併により11月1日を以て北杜市に名前を変えます。新自治体をともに構成するのは,次の周辺元6町村です。清里でおなじみの高根町すぐお隣の大泉村,名水の白州町,明治・大正・昭和の校舎がある須玉町,神代桜で知られる武川村 千本桜公園,向日襲1吼県立フラワーセンターなどお花を見るなら明野村。見所がたくさんあります。今月の宿泊予約はお急ぎ下さい。

☆もうすぐ冬眠します
今年は11月20(土)に締め括り作業を行います。また来年,大勢のお客様をおむかえする夢を見ながら冬賑します。

☆関東連盟合宿
11月13日(土)14:00〜14日(日)12:榊
入門,会話,講読・作文の3クラス。他に
小講演会,懇親会,自然観察会など。
完全参加(朝食付)6000円
l日参加     2000円
振替先:関東エスイラント連盟
申込・問合せ:略

☆今年は台風の当たり年で大変です。命をはぐくむ水は,時として命をおびやかすという力も持っているのだという恐ろしさを思い知らされました。この場をお借りし,被害に遭われた方にお見舞申し上げます。

◇予約申込:略


RO 2004年12月号「八ヶ岳だより」


☆12月になりました。2004年は何と多くの人々が災害による困難に直面したでしょう。来る2005年も助けあっていきましょう。

☆10/30(土)、E館10周年記念講演会では中村賓郎先生から「体を温める食物」「薬との付き合い方」「フランスの医療」などうかがいました。地元の方も集い、約30名の聴衆が興味深いお話に魅入られました。

☆創設10周年記念DVDができました!
犬山の日本大会会場でも販売しましたが、この度、E館では10周年の記念として、貴重な映像資料をホームヴイデオからDVD化しました。内容は、1995年11月3日にE館1周年記念として行われた中国のE−isto李士俊さん(Laux1um)の講演「漢詩とエスペラント」の模様です。まず聴き所は、李さんが李白や王椎の作品を優雅な母国語で朗々と読んで下さる所です。毛沢東の「碩鼠」という珍しい作品も紹介されています。通訳の臼井裕之さんが読み下し文を紹介しています。次に、李さんの温かいお人柄がにじむ、ゆったりとわかりやすいEでのお話です。1995年という事もあり、阪神淡路大震災にムれる場面もあり、広島、長崎、そしていわゆる歴史教科書問題にふれる場面もあります。終りの挨拶のなかでは、南京大虐殺についてご自身の、またご友人のつらい経験を、深い悲しみの表情で語っていらっしやいます。(収録時間約2時間)なお、ディスク表面は竹花人さんの美しい木版画によるE館の景色です。学習会を始め、特にEを独学中の方には、音声と映像の画期的な教材にもなることと思います。ご注文はJEIまで。(一枚500円)



R.O. 八ヶ岳エスペラント館十周年記念号



八ヶ岳エスペラント館 おかげさまで十周年
 疑問や不安を越えて


栗田 公明



はじめに

 今年で八ヶ岳エスペラント館も満十歳になった。この間,折りに触れ館を引き立て,援助してくださった皆様に,こころからお礼申し上げたい。
 1994年10月1日,現地で開所式が行われたが,それに先立って日本のエスペランチストの中からは,エスペラント館に村する歓迎の声とともに,不安や簸問の声も聞こえた。私も1994年の夏に館に泊り込み,徹宵の議論をした経験がある。10年を契機に,当時の疑問や不安を思い出し,それが当たっていたかどうかの答を,実際のあゆみの中から探し出してみるのも無駄ではないと思う。

疑問や不安は・・・

 @自然に囲まれた建物とエスペラントとどうむすびつくのか。

 私は若いころ,人里はなれた場所での合宿になんども参加した。磯部晶策さんが木曾の山中でひらいた合宿や,伊東三郎さんが富士の揃でひらいた合宿などは,「世界が一つの家族」という理想を実体駿する上で欠かすことができないものだった。エスペランチストが自由に利用できる「エスペラントの家」を実現させようと奔走した人も多かった。八ヶ岳エスペラント館が主催して1999年から毎年実施しているNur-Esperanta Kunvivadoも,人里はなれた環境でこそ実現が可能だった。いっとき世事を忘れ,日本語を絶対使わないという条件で,外国のエスペランチストもまじえて寝食を共にすることは,初心者に計り知れないほど強い印象を与えるものである。ここでは,みんなに用意してきたスピーチを15分(後に10分)してもらうが,主催者としても,エスペランチストがみんな個性的で,いい人たちであることをつくづく知らされた。あわただしい日常から一歩はなれて,自分の中をのぞいてみたり,深みのある会話を交わしてみたいという気持は,エスペランチストが共通してもっているように思う。

 A地元の人がエスペラントと結びつけて認知してくれるだろうか。

 地元長坂町では,7月末の週末に町をあげて,オオムラサキの里祭りを開くが,エスペラント館は1995年以来9年間欠かさずテントをはって参加した。長夜町長も,エスペラント館には非常に好意をもち,事あるごとに訪ねて来てくれる。2002年6月30日には,エスペラント館主催ベルリン映画祭蚤賞作品「アレクセイと泉」を長夜町中央公民館で上映し,また本橋誠一監督もお招きした。この映画会は,中央公民館に今までにない数の人が押し寄せ,町の当局の人もおどろいていた。10年前に森田洋子さんが呼びかけて生まれた八ヶ岳エスペラントクラブも,元気で,勉強会を開いたり,国際交流の日に参加したりしている。地元の文化施設も,何かと協力してくれている。

 B財政的に運営が可能か。ちゃんと管理ができるのか。

 開所式前に一番頭を使ったのはこのことである。普通に管理人をおけば,膨大な経費がかかる。管理人をおかずに,どうしたらよいか。結局,ボランティアの運営委員とライセンス制度で,現在赤字も出さずにうまくいっていると思う。いずれも,信頼に基く制度であるが,JEIの会員であるライセンス保持者は,この10年間本当に信頼に値する人たちであった。この制度には,非常に積極的な面があると思う。カギをあずかり,自分の別荘のように利用するということは,それを愛するということにつながる。この建物を愛し,今までエスペラントと縁がなかった人で,すぐにエスペラントを学ばないまでもエスペラント学会の会員となってくれた人の数も,最初の1年だけで10人を超えた。一昨年から,エスペラント館利用マニュアルをインタ←ネットでも見られるようにし,新しい変化にも対応できるようにもした。みんなの協力で赤字も出さずに10年続けることがでさた。

 Cだいたい恒常的に来てくれる人がいるのか。

 一度か二度は行ってみるが,そう何度も,という人もいるだろうから,限られたJEI会員では先細りになるのではないか,という心配があった。もちろん,過去10年間,毎年来てくれる個人や団体もあった。しかし,ライセンスをお持ちで,亡くなった方も多い。来館者数の統計をみると,館が実際に動きはじめた1995年は,宿泊者が400人を超えたが,その後浮き沈みがあり,2001年の272人を最低に,また増えはじめている。2003年は340人が宿泊した。いろいろ要因があるが,館主催のNur-Esperanta Kunvivadoの影響も大きいし,新しくエスペラント館のよさを発見し,仲間を大勢連れて来てくれる人が出てきたこともある。財政面だけでなく,エスペラント運動の発展のためにも,新しい仲間が必要である。

 D山のなかで,どんな国際的な活動がでさるのか。

 エスペラント館は,ずいぶん国際活動をしている。延ベ200人以上の外国のエスペランチストが来てくれたことにも触れなくてはならない。運営委員会そのものが国際的である。レザ・ヘイルハー氏(イラン出身,現在は台湾在住)は1996年から1998年まで運営委員に加わり,主として国際部のしごとをしてくれたが,毎月第2土曜日に行われる国際交流の日に,なにかテーマを持って話してくれる外国のエスペランチストを手配してくれたり,自分が中心となって,楽しい催しを企画してくれたりした。たとえば1997年6月28〜29日のGaja Kunlogxado en Yatugatakeは,レザさん主催,東海村の大和田そよさんの「カグヤ姫」が,日本語とエスペラントで熱演された。 2002年度には,アルタンツェツェグさん(モンゴル出身,現在はイギリス在住),2003年度には大和ユデイータさん(ポーランド出身,神祭川県在住)に運営委員になってもらった。また行事のたびに,外国のエスペランチストをお招きして,感銘を受けることも多い。開館一周年の峯主箇氏(中国),五周年のエンダビー夫妻(オーストラリア)など記憶に鮮やかである。李士俊氏の熱のこもった記念講演「日本人に愛されている漢詩とエスペラント」の録音は館に来れば聴くことができる。イオネソフ氏(ウズベキスタン)も忘れられない。ここに,更にたくさんの名前を連ねることが紙面の関係でできないのをお許しいただきたい。

 おわりに

 この館を寄贈された森田洋子さんの夢は,いまや開花しつつあるように思う。長坂町
は,今年の11月1日に町村合併で北杜市の一部となるが,この新しい市には,清里など今まで近隣の文化,娯楽施設として紹介してきたほとんどが含まれることになる。これからは,北杜市がエスペラント館の地元となるので,ひと頑張りしたい。

(resumo) Antatux 10 jaroj, kiam malfermigis la Esperanto-Domo de Yatugatake, ni havis maltrankvilon pri kelkaj problemoj: Pri la loko en ricxa naturo, pri rilato kun lokanoj, pri financaj aferoj, pri nombro de vizitontoj ktp. Danke al kun 1aboroj de multaj homoj, niaj aferoj glate iras, kaj pli da aktivado estas atendata.

(KURITA Kimiaki)





Mi amas Esperanto-Domon de Yatugatake.


IMAI Atuko



Hazarde kaj bon;ance, mi farigis unu el la komitatanoj de la Domo lastan jaron. Tra miaj vizitadoj, jenaj sxajnis al mi mirindaj:

* La domo mem estas belega.
* Estas goje havi gajan tempon kun aliaj esperantistoj.
* Renkontigo kun pliagxuloj estas tre valora por mi.
* Lernebla estas ne nur lingvo, sed ankaux pli bona vivmaniero. .
* Ekstere de la domo, kvieta larik-arbaro malstrecxigas min. Tie, unuafoje mi auxdis veran bekadon de pegoj.

Al vi mi rekomendas viziti unu galerian tesalonon proksime de Sanbu-iti-yuusui.
Tie, vi povas havi teon auxskultante veran ludadon de klaviceno.



(要約)幸運にも昨年八ヶ岳エスペラント館の運営委員になりました。エスペラント館のすてきなところは,館が美しい,様々な人に出会えて,ことば以外にも様々なことを学ぶことができる・・・ (今井敦子)



Nur-Esperanta Kunvivadoへのお誘い


         石川一也


 Nur-Esperanta Kunvivadoも今年で第6回目となります。下界から隔絶された所でエスペラントのみを使って生活してみたい,少しは話せるがエスペラントで話す機会が少ないので話す経験をしたい,などの希望をかなえるための合宿です。

 8月のある土曜日,全国から三々五々集まってきます。まずは受付からエスペラント使用が始まります。Bonvenon!Saluton!などの挨拶が飛び交います。みなさん,さあエスペラントをおもいきり使うぞ,という決意が頗に現れています。中には,少し自信のなさそうな顔も見られます。

 早速,部屋割りのための抽選です。この「抽選」ということもこの合宿の特色の一つです。「抽選」により食事の準備片付けの当番を決めます。(食事当番はほとんど並べるだけですが,男性が主となって働きます。)準備の間もエスペラントで「キャベツはどこ?」などの会話が交わされます。「抽選」によって会話練習のグループを決めます。(3つのグル}プで,館の付近を散歩しながら会話をしたり,涼しい木陰で会話などします。)「抽選」でこの合宿でのメインである「10分間スピーチ」の順番を決めます。この10分間スピーチは,絵や写真を示しながら話をする人,お得意の芸,例えば,指笛を鳴らしながら,エレクトーンなどを弾きながら話す人,家族の紹介をする人,わが町の紹介をする人など,それぞれ準備をしてきたものを披露します。各人のスピ←チの後には,外国人のお客様の短評があります。(この外国人のお客様は,毎年必ず招待しています。生活の中でこのお客棟ともエスペラントで十分会話ができます。)

 他にGajavesperoも楽しいひと時です。(ところで,内緒話ですが,実は,夜の9時から翌朝6時までは,日本語も使えます。)こうして2泊3日の合宿が終わるのですが,募集人数が15人と少ないため,お互いに全員が知り合いになり,エスペラントも楽しく使えて,実写の自信となって,みなさん満足して帰宅されます。


(resumo) Invito al NUT-Esperanta Kunvivado, kiu okazos ei-jare de la 21a gis la
23a de auxgusto. Povos partopreni nur 15.

(ISIKAWA Kazuya)





 八ヶ岳E館はあなたの別荘です


 望月正弘



 静かな場所で,一週間ばかり静かに読書してみたい。都会巌をぬけだして,自然の中を歩き回ったり,樹木や野草などにふれて過ごしてみたい。そこを基地にして,甲斐,蓼科,八ヶ岳などの登山に挑んでみたい。それが無理なら近くのハイキングコースを歩き,自分の体力をつけてみたい。そんなことのための別荘を持ちたいと望んでいる方は,いらっしゃいませんか。

 大金持ちでないかぎり,別荘番をおき,庭や部屋の掃除をさせ,調理の準備から後かたづけをしてくれる別荘を持つのは,まず不可能でしょう。

 いつもきちんと運営委員が後始末を点検し,調理器具のそろったキッチンがあり,清瀬なトイレ(ウォッシュレット)があり,ベッド完備。その上,図書室,学習室,テレビ,パソコンなどがある充実した館。それが,あなたのために用意された別荘,わが八ヶ岳エスペラント館なのです。4月から7月はあいている日も多いし,家族だけでも十分たのしめます。

 まだまだ男社会の日本では,別荘に着いたとたん,掃除,調理,後かたづけが女性の手に重い負担としてかかってきて,「とてもじゃない,別荘なんて来るんじゃなかった」となりそうです。ここでは,男性が積極的に家事に参加し,協力するのが原則です。その事がめんどうな人には,まわりには,すてきなレストラン,温泉もあります。

 こんないい別荘,もっともっと利用してもいいはずだなあと,いつもわれら,運営委員は考えているのです。

(resumo)Bonvolu uzila Domon kielvian vilaon.Venu kunviaj familianoj.cxi tie viroj kaj virinoj egale plenumas laborojn:Purigado,kuiradoktp.
         (MOTIDUKI Masahiro)



 宿泊予約担当者のよろこぴと戸惑い.あるいは願い


         村田和代



 もし私が宿屋の主人で,お見えになるお客棟をお迎えできるのであれば,宿泊予約のお電話がどんなに楽しみでしたでしょう。

 エスペラントのグループはもとより,若者のグループ,または家族で,ある時は同窓会や老人会のメンバーと本当にさまざまな方達が泊まって下さいました。いろいろなグループが同じ食堂やサロンをどのように使われるか,とても興味深いものがあります。でも私は予約表にお名前を記入するだけで,どんな方々がどのような滞在を楽しまれたかは殆ど知る機会がなかったのです。

 ある時は鍵を預けているレストラン“ふきはら”が留守で途方にくれたり,あるときはガスが出なくて困ったり,ご不自由をおかけしたこともありました。世話人が常駐するか,少なくとも近くに住んでいれば,本当にきめのこまかいお世話が出来るのにと,筏念な気がします。遠くに住んでいて行き届かなかったことが詭lぁり心残りです。ただ連絡先として毎月本誌の「八ヶ岳だより」に名前が載るので,多くの方に覚えて戴けたのは幸せでした。

 八ヶ岳エスペラント館の利用は夏休み以外は殆ど土・日に集中しますので,良い期日をとろうと思うとチャンスは意外に限られています。先着順で受け付けるため,折角の予約が同じ日に重なったりすると,とても残念です。これは致し方のないことですが。また折角予約していたグループがキャンセルされるとがっかりします。

 運営委員の中の当直者はその日にお見えになるはずの方が遅くなっても来られないと,場所が分からないのかしら,または何かあったのかしらと,とても心配になります。最近は携帯電話を利用できる方が増えて連絡が取りやすくなって良かったです。 パスポルタセルボに登録してあるので,時々外国からの問い合わせも来たりします。日本を旅行されるので,エスペラント館への訪問日が土・日でないことも多いのですが,折角のチャンスだから,なるべく要望に応じようと人の良い運営委員さんたちが協力し合います。

 何よりも多くの方に使って欲しいというのが運営委員みんなの気持ちです。これからも自分の別荘のつもりで愛用してくださる方が増える事を願っています。

(resumo)Akceptinte informon pri tranoktado,mi povis nur imagi,kiaj homoj,kiamaniere gxuos logxadon en la Domo.Ni komitatanoj elkore deziras,ke vi uzu la domon kiel vian propran vilaon.

          (MURATA Kazuyo)





八ヶ岳山麓散策へのお誘い


        笹森桂一



春は,残雪をいただく八ヶ岳の山々,麓には木々が萌え始め,雪解けの水が音をなして川俣川に流れる。夏は白い鵜に囲まれた緑の牧場が広がる。汗をかいた肌に涼風が心地よい。秋にはぬけるような青空の下にコスモスやサルビアが色鮮やかに咲き,やがては紅葉の大波が山頂から麓をめざして舞うようにおりてくる。すてきな八ヶ岳山麓の魅力,あなたも味わいませんか。

 2001年の秋から始まった「八ヶ岳山麓を歩く会」は,美しの森から天女山へのコース,清泉寮からポール・ラッシュ記念館を経て川俣渓谷をすぎ,清里高原へのコース,エスペラント館から信玄棒道へとぬけ,小淵沢にいたる道の3コースを今までに5O人以上の方が参加され,それぞれの楽しい物語を残されました。

 植物博士の指導のもと紅葉についてくわしく知ったり,草や木の名前を即座に答えてくれる博学におどろいたり感心したりしました。柳生博さんが経営するレストランや,森の中に散在するおしゃれな喫茶店でのと喉の渇きをいやしたり,また遠く東北から参加した方が,鹿や珍しい植物を見つけたり,何十年ぶりかの友人と偶然に会うようなこともありました。

 夜の懇親会での英語その他の研究者たちと「アイヌの歴史」,「人工語(計画言語)論
」「教育論」などを話しあったり,片言のエスペラントを覚えてもらったりしたこともありました。いろいろな国の人,いろいろな専門家が集まるエスペラント館ならではの夜の懇親会の楽しみです。

 エスペラント館のまわりの八ヶ岳山麓は,まだまだ魅力にあふれた場所が数多くあります。何人か集まれば,計画の期日でなくても,都合がつき次第,できるだけ案内させていただくつもりでいます。

今年の予定(詳細は未定)
 ◎春の八ヶ岳山篇散策 5月
 ◎秋の八ヶ岳山鴬散策10月
 日曜日の朝,早く出ますので,前の晩からの宿泊が必要です。

(resumo)Belega estas la loko lauxsezone. En 2001 komencigxis "Promenado cxe la montopiedo de Yatugatake. Gxis nun pli oI 5O homqj partoprenis, kaj gxuis renkontigxon kun homoj kaj ricxa naturo.

         (SASAMORI Keiiti)





八ヶ岳エスペラント館と私


         瀧澤まさお



 それは私が東京の杉並のロンドに入っていたことに始まる・・・・・・。そこに世話好きのT婦人がおられた。お互いの家が近いため,私は病弱のT婦人に求められて「八ヶ岳」へ同行するようになった。森田洋子さんも当時は東京に居を構え,同じロンドに在籍しておられたが,顔は知らなかった。そのうちT婦人を介して森田さんを知った。そのT婦人もいまは故人である。

 八ヶ岳には,かつて写真撮影の適地として何回か来たことのある「カラマツの林」「三分一湧水」「古い水車小屋」があった…

 「オオムラサキまつり」は1988年夏から始まったという町をあげての行事。最初は2日間であったが,今は土曜日のみとなってしまった。エスペラント館は皆さんの協力があって,「外国の切手」「民族小物」などの出品をして珍しがられた。開舘のときからもう9回の出店参加で名前を売ってきた。

 高度1000mのこの地は東京などからの便も良く,駅からも近いため最近は周囲に都会からの移住組が多くなった。

 最後に,この号の表紙に竹花さんのご協力もいただきありがとうございました。

(resumo) Mi ekIaboris por la Esperanto-Domo, kiam mi konatigxis kun s-ino T en Suginami-Rondo. Pere de sxi mi ekkonis ankaux s-inon Morita, kiu oferis la domon al JEI…‥.

    (TAKIZAWAMasao)





八ヶ岳エスペラント館を書斎として利用しよう


         田中 滋



 早稲田のJEI図書館と同様,八ヶ岳エスペラント館でもすでに数多くの書棚が設けてあり,書簿が多数陳列してあります。陳列方法も早稲田での細かいジャンル別とは違い,八ヶ岳では簡単な分類方法で並べてあります。早稲田の∫EI会館の図書館を補完する形で,その分館として,書簿,雑誌のほかにも,外国からの来訪者の書など,記念品が展示されており,館を訪問する人たちも興味深くながめています。

 エスペラントの語学,親しむために,夏の間,ラント館に泊り込んで,読んだり,研究したり,運動の歴史などに避暑がてらエスペ関係する文献類をまた気が向いたら近くをのんびりと態ぎするのも優雅な生活ではないでしょうか。

 またダブっている本や雑誌など(早稲田で販売してないものもあります)を,館で行われる各種の行事の際などに,安価で販売いたしますので,ぜひ八ヶ岳にいらして下さい。

(resumo) Ankaux Esperanto-Domo de Yatugatake havas bibliotekon. Bonvolu utiligi la Domon kiel vian studcxambron.

      (TANAKA Sigeru)





Gxuu la naturon cxirkauxe


Judita YAMATO



Certe estas personoj, por kiuj tio ne estas novajxo, sed ekzistas tamen tiuj, kiuj ne scias aux scias nur teorie, ke por montgrimpantoj la Domo de Yatugatake trovigxas en ideala loko: en distanco de proksimume duhora marsxado kaj poste kelkhora grimpado staras belaj montoj, kiel ekzemple Nisidake, Amigasayama, Gongendake, Mitugasira, Akadake, Yokodake, cxiuj pli ol 2000 metrojn altaj. Trovigas tie ankaux multaj aliaj montoj - malpli altaj kaj ne tiom proksimaj, kiel ekzemple Tennyozan kaj Mesimoriyama.

Ne nur ambiciaj alpinistoj trovas la lokon paradizo, sed ankaux tiuj, kiuj ne celas pintojn aux miscelas ilin, trovos ion por satigi siam scivolemon kaj aventuremon. Kompreneble ankaux malsciuloj pri montoj povas gxui la cxrkatiajxon Promenante al nemalproksimaj lokoj laux relative plataj arbaraj vojoj kaj vojetoj admirante vegetajxojn kaj cxielon, auxskultante cxirpadon de birdoj, vizitante interesajn lokojn kiel ekzemple proksiman muzeon de kaligrafio, aux varmofonton. Ankaux tiuj, kiuj sxatas auxtoveturadon aux emas esplori iom malproksimajn lokojn, trovos multajn vizitindajxojn.

Japanaj esperantistoj povas sin konsideri bonsxancaj, havante la Domon kaj kun gxi diversajn eblecojn gxui kaj ricxigi sian vivon, ne nur Esperantan.

Kiam lastajare en auxtuna mateno dimancxa, kun mia edzo mi forlasis la Domon celante atingi la monton Gongendake (2715 m) kaj ni kunportis nur trinkajxojn, fruktojn kaj simplan mapon, ne allasante al ni la penson, ke aferoj povas komplikigxi.

Jes, ja ili komplikigxis - ni provis pasxi laux pli rekta vojo kaj pro tio misiris gravan krucvojon, sercxante la gustan; ni perdis multan tempon kaj energion. Kiam fin fine gxi estis trovita, ne trovigxis en ni emo grimpi gxis la montopinto. Decidinte tamen atingi ian altecon, ni sukcesis gxisiri al la helikoptera haveno, de kie oni povis admiri belan pejzagon kun Fujxi-monto surhorizonte. Revenire ni decidis turni nin ne dekstren, al vojo kondukanta al Kannondaira (fama kaj onidire bela kaj vidinda loko), sed elektis vojon maldekstren - al Syamisendaki, superba akvofalo, kies kristala akvo gustas bonege. Gxojante pro la bone pasigita tago, cxe la unue trovita restoracieto ni mangxis kaj refresxigxis niajn gorgxojn per biero, kiu en tiaj momentoj superas cxiujn aliajn trinkajxojn.

Antaux mi estas ankoraux tiom da vizitindaj lokoj, esplorindaj montpintoj, renkontotaj homoj..... gxoja estas la penso, ke en Yatugatake staras nia Domo.


(要約)八ヶ岳エスペラント館は本当によい場所にある。近くや,ちょっと遠くの山々に登ったり,あるいは山歩きを楽しんだり・‥

       (ユデイータ大和)





訪問者は語る
Parolas vizitantoj





八ヶ岳エスペラント館の思い出


         糸魚川美樹



 エスペラント館はエスペラントをはじめるずっと前から利用させてもらっている。これまでに4回利用した。そのうち2回は,社会言語学の勉強会で,1996年の夏がはじめての利用だったと記憶している。そのときの写真がエスペラント館のパンフレットに掲載されているのを先日知った。その7年後,昨年の5月にようやくエスペラントをはじめた。3回目は,昨年の夏のNur-Esperanta Kunvivadoでの利用。はじめてエスペラント館でエスペラントで生活をした。このエスペラント漬け合宿がとても楽しく,その勢いで終了後にライセンスをとり,早速1カ月ほどしてから友人4人とともに再度訪れ,1泊した。

 私にとってのエスペラント館の魅力は夏の利用にある。名古屋に住んで17年にもなるが,名古屋の夏にはいっこうに慣れない。岐阜県の山間の町で育った私にとって,名古屋の夏の著さは恐怖でしかない。この恐ろしい夏のせいで,名古屋に住み始めて2年もたたないうちに10kgやせた。夏になると食べられない,眠られない生活が1カ月続き,6,7kgやせて,秋に2kgもどるというのが2回続いた。こんな夏の過ごし方なので,はじめて八ヶ岳の夏を体験したときは,ものすごく贅沢な感じがした。「避暑地に別荘」なんて一生無縁だろうから,エスペラント館で体験できる贅沢を満喫したい。少しお金に余裕ができたら,読みたい本とノートパソコンをもちこんで,夏の1カ月をエスペラント館ですごすというのも,経験してみたい。

 秋の八ヶ岳では,紅葉が美しい。夕暮れ時からいっきに寒くなるから,温泉のありがたみがます。寒さは半端じゃないので,もったいない気もするけれど,特に寝室棟は使用の少し前から部屋をあたためおくことがおすすめ。

 エスペラント館周辺で売られている地元の野菜や果物も魅力的だ。昨年の秋に訪れた際には,大根ほどの大ささのズッキーニ(エスペラントではなんていうんだろう?)を100円で,「これがほんとのレタスの甘さです」と紹介されたレタスを100円で,袋いっぱいの里芋を200円で買った。生野菜だけでなく,農家の人の手作りの総菜も売られている。野沢菜を甘辛く炊いたのも買い,ご飯のおともにした。

 より快適にすごせるために何か改善するべきことがあるかを考えてみた。

 図書館棟の本がほこりをかぶって,手に取ると手が汚れ,その手で別の本を開いたりするので,その本もまたよごれてしまう。使用した寝室や台所は掃除してきたけれど,私も気づきながら図書のほこりはとってこなかった。床だけでなく,本のほこりをはらうことも利用後の習慣にしてはどうだろう。

 ほかに研修・宿泊棟と図書館棟の行さ来が不便だと感じる人もいるのではないだろうか。2つの棟の間から差し込む光は魅力的だが,コンクリートの階段などがあり,利用が困難な人もいるのではないだろうか。より多くの会員が利用でさるように,改善されるといいと思う。

(resumo)Por eviti varmegon en Nagojo,mi komencis utiligi la Esperanto−Domon
de Yatugatake,ne estante tiam esperantisto.Sep jarojn poste mi eklernis Esperanton.Tre al1oga estas la vivo tie en ricxa naturo.

       (ITOIGAWA Miki)





八ヶ岳エスペラント館でお会いした「個性人」たち


                四ノ宮隆司・祥子



 日本エスペラント学会からの手紙の封を切った妻は,「四ノ宮さんは日本語でも可!」とケタケタ声を立てて笑い出しました。私は,エスペラント館を,3年前からしばしば利用させていただいている静岡の四ノ宮と申します。

「お父さんに日本語以外で書けと言われたって困るよねえ」と笑いが止まらない妻。

 そうなんです。エスペラントは全くの門外漢で,エスペラント館は仕事の大先輩であった望月正弘さんに紹介されたのがきっかけで寄せていただくようになりました。エスペラント館は,私たちを,別荘に招待された気分にさせてくれました。いやいや,自分の別荘に行くような錯覚をさえ抱いてしまっていました。そんなふうですから,仕事上の関係でなかなか伺えないときは,歯ぎしりをする始末でした。

 私たちが出会った素敵なエスペランティ言葉ですから,もっと厳密に申し上げるならば,「際立った個性人」とでも言いましょうか。私たちが館で出会ったエスペランティストは,エスペラントという哲学に似合う生き方をされている方々でした。

 最初にお会いした李玉順さん。李さんの「歴史」を伺いました。李さんの実に前向さな姿(事実)に私たち夫婦は大いなる刺激を受けました。

 栗田公明さん。「なんと知的な方」(妻)に深く領く私。エスペラント,英語が飛び交うお話に,私は「現役とはなんたるか!」の術撃を受けました。身近な人,望月正弘さんもまさしく「現役」でした。

 笹森桂一さん。お仲間と夜り時過ぎに到着。そして最初のお仕事が碁盤を出すことのようでした。「狂っていましてね」と笹森さん。笹森さんには,ある店の地図を書いてわざわざ自宅まで送っていただきました。「よかったら私の別荘にも」とまでおっしやって下さり,「まっ,なんという方!」(妻)

 永頼義勝さん。「博識のある方!」(妻),とにかく,何についても詳しい方でした。「お父さん,ここの皆さんはただ者じゃないって感じね」(妻),「ホント!」(私)。
 大和信一郎さんご夫妻。ポーランド人の


 大和信一郎さんご夫妻。ポーランドの奥さんのユディータさん。お二人を無理やり食堂にお招き?してしまいました。翌朝,八ヶ岳方面に向かって歩くお二人の姿が印象的でした。

 友人たちをエスペラント館に誘うとき,館周辺の自然・人的環境や舘の施設をアピ←ルします。この時,私や妻が,エスペラント館が有する特別な空間に、私たちの言葉を後押ししてもらっていると感じています。それは、おそらく、ここに集まってこられたエスペランチストがのこされたものなのでしょう。

 今年も、夫婦で、団体で、お邪魔します。どうぞよろしく。

(resumo) En la Domo ni renkontigxis kun diversaj esperantistoj, kiuj vivas kun elstara personeco kiel esperantistoj. La Domo donas al ni specialan spacon kun bona etoso, kiun akumulis esperantistoj vizitintaj.

(SINOMIYA Takasi kaj Syooko)






salutas alilandaj esperantistoj
外国のエスペランチストのあいさつ



Kep ENDERBY (Auxstralio)

Estas granda plezuro por mi saluti la legantojn de La Revuo Orienta okaze de la lO-jara jubilea jaro de Esperanto-Domo de Yatugatake.

Tre placxas al mi gratuli la komitaton de la Domo pro gxia elstara laboro sukcesigi la administradon dum la lastaj dek jaroj. Mi certas ke la multaj enlandaj kaj eksterlandaj esperantistoj, kiuj uzis kaj studis cxe la Domo dum tiu tempo, aligxas kun mi en la sendado de similaj gratuloj. Ni cxiuj sxuldas grandajn kaj multajn dankojn al la doninto de la Domo, s-ino Morita.

Kune kun aliaj Esperantaj establajxoj lokitaj en la mondo, Esperanto-Domo de Yatugatake, simile kiel Grezijono en Francio, provizas valoregajn, bezonatajn servojn al la mond-Esperantujanoj.

Ni neniam forgesu ke la vorto Esperanto enhavas en si multe pli ol nur aludo al la internacia lingvo Esperanto, la lingvo kreita de d-ro Zamenhof: gxi estas ankatux aludo al mondskala, diaspora komunumo de homoj, kiuj apartenante al multaj malsamaj nacioj kaj gentoj, uzante Esperanton kiel relative facilan kaj neuxtralan ilon de komunikado, celas helpe atingi pli pacan mondon. Gxi estas parto de porpaca mond-movado.

En oktobro 1999, post nia partopreno en la 86a Japana Esperanto-Kongreso en Motizuki, mi kaj mia edzino guis tre interesan viziton al la Domo je la 5a jarigo
de la Domo. Ni admiris la cxarman komfortan konstruajxon en gia belega montara
loko. Multe impresis nin la trankvila etoso, kaj ni gxuis la eblecon renkonti aliajn gastojn, eksterlandajn kaj enlandajn, kaj ankaux lokajn neesperantistajn logxantojn cxe festmatenmango, kiam, kiel spuro de nia vizito, mi havis la plezuron donaci al la biblioteko la libron titolitan Aiistralia Antologio, redaktitan de eminenta bone konata auxstralia esperantisto, Ralph HARRY, kaj eldonitan okaze de la centjara jubileo de Esperanto.

Ree mi gratulas la komitaton, kiu gis nun tiel sukcese gvidis la Domon. Mi certas, ke la estonto plue dauxrigos la famon de la Domo jam atingitan.

(要約)
開館十周年おめでとうございます。私は1999年の望月での日本大会の後に妻とともに訪れ、すばらしい環境のなかで開館の五周年を内外のエスペランチストと地元の人たちと祝いました。

        ケプ・エンダビー(オーストラリア)





VIVU LA ESPERANTO-DOMO DE YATUGATAKE !


Celebre al la dekjarigxo de la Esperanto-Domo




Tre gravas domo por la vivaj homoj,
Sen domo oni vagus kiel fantomoj.
Ja same ankaux por 1' esperantistoj,
Kiuj ne volas vivi kiel teraj gnomoj.

Morita estis forta arkitekto
Plenplena je nuntempa intelekto,
Pro arda amo al esperantismo,
Naskigis l' Esperantodom-projekto.

Sed bedauxrinde li ne povis vidi
Mian viziton al gxi kaj kunsidi
Kun ni en jar' mil nauxcent natidek kvina,
Interbabili frate, gaje ridi.

Kiam mi venis al Yatugatake,
Mi tuj rimarkis gxiajn cxarmojn ja, ke
La Vintro majstre l' monton pentris,
Tinkturis cxion cxe gxi brile lake.

Cipresoj, pinoj, tujoj, koniferoj
Smeralde verdis inter la aceroj
Kun ruben-rugaj, oraj kaj orangxaj
Folioj, kaj tuj sube buntis beroj.

Se ne kunirus tiam MORITA Yoko,
Mi kredus veni al felanda loko,
cxe kiu mi kredeble renkontigxus
Kun elfoj, nimfoj ie sen alvoko.

Al mi alvenis MITUISI Kiyosi,
Amik' grandagxa al mi por ripozi,
babilis ni pri nia korespondo,
Pasintajn tagojn el memoro fosi.

La cxambroj de l' logxdomo vere belis,
Iliaj nomoj al ni tuj fabelis:
Kolombo, Urso, Papilio, Paco...
Revemon vervan tio ja rivelis.

En la salono gia mi prelegis,
Pri l' cxina poezio kaj miregis,
Ke la junulo por la interpreto
Tiel bonege nian lingvon regis.

Multajn donacojn de l' samideanoj
Ricevis mi per la malplenaj manoj,
Ke mi eksentis veran embarason;
Por reciproki mankis al mi planoj.

Rapide pasis la agrablaj tagoj,
Plezuraj pro la viglaj kulturagoj.
Cxe l' Esperanto-Domo fabelbela,
Ja tempo cxiam flugas kiel sagoj!

Sed l' Esperanto-Domo cxiam restas
En la memoro mia kaj gxi estas
Konkreta signo de l' esperantismo;
Pri l' arda am' de Morita gxi atestas.

Kiel Doktoro Frank al ni proponas,
Ja Esperanto-domojn ni bezonas,
Por faciligi la kulturagadojn.
Felicxe tion JEI disponas.

Pli viglan rolon do la Domo ludu,
Kaj novaj Domoj baldaux jam apudu.
Por fina venko de l' afero nia,
Pli bone ni l'esperantismon studu.

Cxe l' dekjarigo de la kara Domo,
Mi volas beni gxin en cxies nomo:
Vivu la Domo de Yatugatake,
La sankta signo de fratam' de homo!


中国のエスペラント詩人・翻訳家Lauxlum(李士俊)さんの詩。開館一周年の式典に出席されたLauxlumさんは、十周年記念として詩を作ってくださいました。



 寄贈者は語る
Parolas la donacinto de la Domo


     森田洋子



春のいぶき
 ここ八ヶ岳の南壷にも,つみ重なった落葉の間から野の花の芽が顔をのぞかせはじめました−。Esperanto−Domo de Yatugatake はながい冬眠から目ざめ,創立10周年日の開館日を待ちわびているようです。

 過ぎ去った10年,いえ,もう少しさかのぼって,昭和の帳(とばり)が今にもおろされようとしていた1989年1月3日,森田茂介の急逝から16年間のさまざまな出来ごとが,新しい年を迎える毎に,走馬灯のように頭の駆けめぐりはじめます。
 紆余曲折を経て,JEIが「Esperanto- Domo」として建物を受け入れて下さるという電話を,今は亡き高瀬好子さんから受けたとさの気持は,今も忘れることができません。果たしてあの建物がエスペラントのお役に立つのかしら?厄介者になるのでは?という不安が私の心の中に,入り乱れました。また,一人娘を手放す親のような気分になったこともしばしばでした。でもそれらの不安が歳月とともに薄らぎ,今は「希望」で満たされはじめています。

不意の訪問者
 八ヶ岳に秋風が吹きはじめた昨年の9月初旬の頃です。庭先のコブシとハンノキの木陰に止まった車から、恰幅の立派なsinjoroが家族の方に手を支えられ降りたたれました。ご家族(奥様と息子さん夫妻)を庭に待たされ,お一人家に上がられ「エスペラント」について情熱をもってお話をはじめられました。うかがっているうちに,日本版「ニューズ・ウイーク」2003年9月3日号に載った「エスペラントの夢再び」のコピーを,千葉在住の70年来の私の友人に託された方だったことに気づきました。そのお礼を伝えながらも,sinjoroのお話に引き込まれて30分近くの会話がつづきましたでしょうか・・・・・・。そして暗くならないうちにと,千葉のご自宅に戻られました。満91歳と86歳のgemajunulojがエスペラントの縁の糸に導かれ「希望」を与えられた出会いでした。このsinjoroから届いたエスペラントに村する情熱をこめた次の2通のお手紙を紹介させていただきましょう。

1通目の手紙

       2003-09-20


 先日は突然お訪ねして驚かせてご免なさい。土地検分に参りました帰り道で,次男に「アレッ,エスペラントって立て札があったよ」と言われて引き返し,森田さんのお住まいと勘違いしてあの奥まった協会を訪問したのです。無礼は百も承知しておりますが,老齢ゆえ再び訪れる機会のない遠い土地だけに,咄嗟にお目にかかる行動をおこしたのです。

 私はアイヌ語,黒人の言葉,日本の地方の方言は民族の誇りを伝える宝であり,消してはならない意味を持っており,大切に保存すべきだとの持論をもっております。しかし世界中の人々が胸裏を開いてはなしあえる共通の言葉は不可欠です。同じ言葉で話しあうなら,民族,政治,宗教等の違いを吸収して,人間の差別と力による殺戟を解消する方向に有効に作用するのではないでしょうか。時間はかかりましょうが,人類共存にとって,絶対必要なエスペラントは,必ず共感する人々が増え続けると確信しています。(後略)

2通目の手紙

         2004−02−23


(前略)昨年の11月9日の日記に「国際として「エスペラント語」を用いたのは素晴らしい。だが,実際に国際語として通用していない現実とのgapの深さを考えさせられる。「エスペラント語」を世界通用語とする運動を「lOO年計画」で進めてはどうであろうか・・・…」と記しているのです。92歳近い老人の夢なんですね。
 私は自然界に命を毒すときが近づいているので身辺整理に忙しく過ごしております。蔵書の中から少数民族関係を主とした北海道アイヌ関係,北米でアングロサクソンの圧迫に抗してきた移住者の記録,黒人やヒスパニック,南米のインカ民族など,その他取り混ぜて500冊を私が少年時代を過ごした北海道室蘭の図書館や文学館に寄贈しているのも身辺整理の一つです。
 あと100年の余命を天がお与え下されば「エスペラント語」の普及も首を突っ込むテーマになったことと思います。(後略)


終わりに
 エスペラント館建設以来,準備委員,運営委員のgeesperantistojの方々の活発なmovado,共同作業で,Esperanto−Domoは年々成長させていただいています。一昨年は長坂町の中央公民館でドキュメンタリー映画「アレクセイと泉」を,エスペラント館運営委員会が主体となって自主上映し,町役場や図書館の職員さんたちの協力も得て,大勢の観客とともに感動をわかち合うことができました。

100年前に小牧娼二氏の轟かれたエスペラントの種が,長板町の三分一湧水の小川のほとりに根をおろしはじめたようです。以前にも増して美しく。満10歳に育てられたEsperanto-Domoに代ってお礼を申し上げます。

(resumo)Saluto de s-ino MORITA Yooko: Mi rememoras multajn aferojn antaux 1a
malfermigxo de la Domo.Cxi tie mi prezentas unu sinjoron,kiu tute neatendite vizitis la Domon,Kaj liajn du leterojn.



Alilandaj Esperantejoj kaj Esperanto-Domo de Yatugatake


TAHIRA Masako



Kiam mi aligis al la 76a Kongreso de Sennacieca Asocio Tutmonda (SAT), okazinta en la 12-19a de julio 2003 en La Chaux-de-Ponds, Svisio, al mi venis peto de la Organiza Kongresa Komitato (Kultura Centro Esperantista=KCE), ke mi reprezentu Esperanto-Domon de Yatugatake en la laborkunveno "Konsultigxo de Esperantejoj". Multaj Esperanto-domoj celas esti kulturejo kaj gastejo, cxu ne? La kunveno okazis du fojojn en KCE-domo ekster la kongresa programo.

Mi ecx ne estas komitatano de Esperanto-Domo de Yatugatake, kaj do mi petis de la komitatestro s-ro MOTIZUKI Masahiro doni multe da materialoj por prezenti la Domon. Ankaux s-ino MORITA Yoko donacis al mi valorajn materialojn.

Prezidanto de KCE, s-ino Sonja BRUN, invitis reprezentantojn el ses Esperantejoj. Mi raportis pri la historio de Esperanto-Domo de Yatugatake, kiel funkcias la Domo, kiom da vizitantoj cxiujare, kia estas financa situacio, kiel gxi rilatas kun la najbarajxoj (Nagasaka-urba Papilia Centro kun papiliaj posxtmarkoj donacitaj de esperantistoj tra la mondo; Esperanto-ekspozicioj; kinoprezentado de lacxernobila katastrofo "Aleksej kaj la Fonto" kun la prelego de la regisoro; publikaj prelegoj interpretataj japanen ktp), kiel esperantistoj gxuas la Esperantion (bibliotekumado; lauxtemaj prelegetoj; malkrokodilendaj kunlogadoj; ekskursoj en la belega regiono kun montaro ktp).

La aliaj Esperantejoj sin prezentis.
1. S-ino Perla MARTINELLI [Kultura Centro Esperantista] en La Chaux-de-Fonds, Svisio: 20 gastoj tranokteblas; funkcias kiel kursejo de "Kvinpetalo"; lernejo kaj konferencejo por Esperanto-diplomoj; la SAT-kongreso en 2003 okazis dank' al la kunlaboro de KCE-anoj.

2. S-ino Agneta EMANUELSSON [Esperanto Garden] en Lesjoefors, Svedio: Preskaux 100 homoj akcepteblas inkluzive cxe la tendumejo ekster la Domo; tauxgas kiel turismejo, somerkursejo, restoracio helpate de esperantistoj kaj neesperantistoj; registrita kieI Internacia Junulara Gastejo kun 58 litoj; Internacia Junulara Kongreso en 2003 okazis ei-tie.

3. S-ino Anjo Amika (Anna LASZAY) [Esperanta Kontaktcentro] en Soejtor, Hungario: Ekposedita en 2001 subtenate de Humana Euxropa Asocio; kiel klerigejo kun rondtablejo, bufedo, oficejo, vestejo, 3 bancxambroj, 3 dormcxambroj kun 40 litoj;
pli kaj pli grandigxos utiligebleco; proksimas al la landlimoj de auxstra-slovena-kroata.

4. S-ino Marie France Conde Rey [Kastelo Grezijono] en Bauge, Francio: Fondita en 1951 kiel Kulturdomo de Esperanto kun 18-hektara parko; ekonomia krizo pasis; 50 homojn logigeblas; kiel ripozejo kaj kongresejo okazas kursoj, prelegoj, distrajxoj, ekskursoj.

5. S-ino Milena MAKAVEEVA [Esperantista Domo de Kulturo] en Razgrad, Bulgario: Subtenata de Bulgara Esperanto-Asocio; pli ol 100 homojn gastigeblas', okazas ankaux Teatra Konkurso.

Post la prezentado diskutoj temis pri interhelpo inter la Esperantejoj. Antaux cxio reciproke necesas informoj. cxu la Esperantejoj povos intersxangi prelegantojn, okazigi komunajn konferencojn? Almenaux interrete la Esperantejoj povos interkontaktigxi, estis la interkonsento de la cxeestantoj.

Poste la oficiala fenestro de Esperanto-Domo de Yatugatake transiris al la komitato de la Domo for de miaj manoj.

Sukcesan interamikigon kun la aliaj Esperantejoj !

(要約)2003年スイスで行われたSATの大会の折、私は八ヶ岳エスペラント館について話すことになった。そこで、6つのエスペラント館についての報告があった。八ヶ岳エスペラント館のほかは次の施設である。スイスの「エスペラント文化センター」、スウェーデンの「エスペラント園」、ハンガリーの「エスペラント交流センター」、フランスの「グレジヨン城」、ブルガリアの「エスペラント文化館」。


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