八ヶ岳エスペラント館のあゆみ
1998年

このテキストは、主としてROに発表された資料に基きました。これから、他の資料も参考に、内容を充実していく予定。(クリタ)

2003年9月28日更新



RO98年1月号

★去年のエスペラント館の宿泊利用者は約320人、利用ライセンス保持者の数は、120人に達した。(ただし、ライセンス保持者名簿の第一行目の高瀬好子さんが亡くなられたことは、悲しいかぎり)

★「行事やライセンス講習会の予定等は早めに発表せいてもらいたい」という希望がよせられているが、これについて:
 @来年から運営委員が当直の日には原則としていつでもライセンス講習会が行えるように、運営委員全員の上級ライセンスの取得をめざして頑張っているところ。
 A行事としては、以下のInternacia Vesperoを予定している。

★Internacia Vesperoは、毎月第2土曜日に行われる。すでにモンゴルの夕べ、イランの夕べ、カナダの夕べなどがきまっていて、それにちなんだ展示や催しを計画している。行事のことは、長坂町の後方にのせてもらうと同時に、地元のマスコミなどでもとりあげてもらう予定。

★エスペラント館も、ようやく地元の町に根付いてきた。地元にロンドもできた。11月には、長坂町の写真コンテストで、瀧澤さん(運営委員)が銅賞を獲得した。作品はオオムラサキまつりのスナップ写真。


RO98年2月号

★新しい運営委員もきまり、張り切っている。去年の秋、ライセンス保持者にお願いしたアンケートの集計も、間もなく開かれる運営委員会でくわしく検討し、改善できるところから手をつける予定。

★「利用しにくい展?」は、「いえカラ遠い」「一人で行ってうまくやれるか不安」「食事」「ゴミの処理」など。
 「改善してほしい点?」は、「残った食品の保管法」「一階右奥の部屋と学習室を交換した方がよいのではないか」など。
 「子ども連れの利用者のためにテレビは?」は、反対7、やむなし12、賛成1.
(以上、アンケートの回答の一部)

お願い1 八ヶ岳エスペラント館に関する要望やアイデアを、運営委員まで寄せていただきたい。口頭でもいいが、皆で検討するには、書いたもののほうが好都合。

お願い2 図書館としての八ヶ岳館を充実させるために、日本のエスペランチストが、日本語で、自分の専門分野について書いたものなどを集めたい。「顔」を持った人間のしてのエスペランチストを、もっと知ってもらいたいわけ。予算はないので、ご寄贈いただければ幸甚。幸い整理のためにコンピュータなども使えるようになった。


RO98年3月号

2月11日運営委員会
今年の役割分担などを相談。総務→栗田公明。情報誌編集(不定期)→望月正弘。同印刷発送→伊東照子。「国際交流の夕べ」→レザ、李玉順。RO誌「八ヶ岳だより」→青島茂。会計、営繕→笹森桂一。庶務→折井恵子。翻訳、図書整理→木村護郎。館利用受付→村田和代。

En komitato la 11an de februaro, oni konsiligxis pir roloj en 1988. direktoro: Kurita Kimiaki, Redakto de informilo: Motizuki Masahiro, Preso, dissendo: Ito Teruko, Internacia Vespero: Reza Kheir Khah kaj Lee Ok-soon, "Informado de YED": Aosima Sigeru, Kasafero kaj riparo: Sasamori Keiiti, Diversaj aferoj: Orii Keiko, Traduko kaj biblioteko: Kimura Goroo, Rezervo: Murata Kazuyo.

国際交流の夕べ
7月までの予定。4月11日:イタリア、5月9日:イラン、6月13日:ポーランド、7月1日:カナダ。

★館使用ライセンス取得希望者は当直の運営委員の指導を受けること。


RO98年4月号

★<b>国際交流の日について
日本に滞在する外国人エスペランチストをゲストに招き、その国の様々な文化や社会事象と紹介してもらうことによって、エスペラントの本質である国際的文化交流をささやかながら実現したいという趣旨。できるだけ豊富な資料、例えば写真、ポスター、民族音楽のテープやCDなどをそろえたい。
※「国際交流の夕べ」を「国際交流の日」に名称変更。開催は第2土曜日の14:00〜16:00.
5月に世界切手展


RO98年5月号

「国際交流の日」予定変更について
イタリアの日を担当するはずのManzini氏急遽帰国。故に、4月はイランの二。通知RO誌4月号に間に合わず失礼しました。よって、イタリアの日は5月9日に。Pompilio氏担当。
八ヶ岳紹介のスライドができます
運営委員のひとりで写真の専門家である瀧澤まさお氏が、目下、八ヶ岳館紹介のスライドを作成中で、4月末には完成の予定。全部で30コマあり。館内および周辺の様子を撮影したもの。5月より無料貸出し。(送料自己負担)申込みはJEIまたはYED運営委へ。


RO98年6月号

 桜にレンギョウ、山ツツジと春の八ヶ岳は私たち訪れるものを飽きさせません。花々の饗宴が終りに近づき今度は若葉が一斉に芽吹き、その青さが芽を引きます。八ヶ岳館のわきに立ち枯れになった木が2本ありました。思案の末栗田さんがベンチを作ってくれました。
4月の「国際交流の日」の報告
4月11日「イランの日」は、レザさんのユーモアを交えた平易な話しぶりで、日本ではよく知られていないイラン人の生活が紹介されました。日常でもレルシャ語のほかにアラビア語、英語、トルコ語など多言語が使用されている事実や、公的機関の重要なポストに女性が多数進出していることなども知ることができました。
6月からの予定
@6月13日「ポーランドの日」 講師:Wienia Sato
A7月11日「カナダの日」 講師:Klivo Lendon
B7月25日「おおむらさき祭」(手品もあります) 申し込み先:(略)


RO98年7月号

「イタリアの日」(5/9)報告
講師Ponpilio氏。通訳永瀬氏。参加者19名。話題はローマ時代から現代の文化生活にいたるまで巾広く、特にオペラはイタリア料理については会話が一段と弾みました。
「ポーランドの日」(6/13)報告
講師 Wienia Sato女史。通訳は木村護郎氏。ポーランド大使館から正式な感謝メッセージ届く。長坂町長出席、カンパと有益なアドバイスをいただく。名古屋からオーストリアのColler氏も出席し、国際的雰囲気大いにもりあがる。出席者29名。うち地元が15名。
映画「ジャン有馬の襲撃」のビデオ入荷
ポルトガル(?)の海賊たちがポルトガルならぬエスペラントで。市川雷蔵主演。
7月からの予定
7月11日 カナダの日、7月25日 おおむらさき祭。


RO98年8月号

ぎぼうしやげんのしょうこなどの花の咲いている森の中の小道を下っていくと小海線のかわいい電車が林の中の線路を登っていきます。エスペラント館の周りの朝の散歩もすてきです。 ★「カナダの日」の報告
国際交流の日も4回目になってすっかり定着したものになりました。今回も21人が参加。地元の人11人。ネエスペランチスト8人。年齢も10代から80代まで。質問も日本語、エスペラント入り混じって楽しい会になっています。この日の講師はKlivo Lendonさん。30代のプログラミスト。カナダは英語とフランス語のoficiala lingvoをもった歴史の話から始まった。ナイアガラの滝や五大湖の地質学的な説明は地図は絵はがき、写真などを使ってわかりやすく、カナダの自然の中でKlivo少年がたっている姿を彷彿させるものがあった。講演後の質問も活発で、今日からエスペラントを学ぶことにしたという地元の方の発言が印象に残った。
8月はドイツの日
講師は日本に長く滞在されているWillhelm Schmidさん。戦中戦後のドイツなど興味深い話が期待されます。
9月は中国の日
講師はLian Minさん。梁さんは山梨大学の大学院に留学、中国ではエスペラントを李士俊氏に学ばれたとのこと。文化大革命以後の中国の若い世代の話が聞けます。


RO98年9月号

7月から8月にかけて八ヶ岳エスペラント館もさまざまな行事でにぎわいました。地元の「オオムラサキまつり」(7/25)には、同じ町の仲間として参加しました。エスペラント館内のテントでは手品や古本市、辻市衛さんの似顔絵コーナーなどがあり、エスペラントのチラシもまかれました。8月中旬には、2泊3日のエスペラント研修会も行われました。
ドイツの日(8/8)の報告
大5回目の国際交流の日は、小学3年から80代の方まで参加。通訳は栗田公明さん。シュミットさんの話は、たちまちみんなを古代ローマ時代、民族大移動の時代へと誘い込んでぢまった。時間の関係でナポレオンが戸いるに新しい風をもたらすあたりで終わってしまったが、具体的な話は質問の中でとびだした。たとえば、シュミットという名字が鍛冶屋さんをあらわすことやヒットラーのこと、統一についてのドイツ人の考え方など多方面にわたって話し合われた。
9月は中国の日
講師は甲府市に在住のLian Minさん。Lian(梁)さんは、山梨大学工学部に留学、博士課程を終えられた。専門は音響工学。エスペラントは中国で李士俊氏に学ばれたとのことです。文化大革命以後、開放路線を歩む中国のp新しい世代の話が聞けます。


RO98年10月号

9月国際交流・中国の日(9/12)
講師のリャン・ミン(lian Ming)さんはOHPや絵を使ってわかりやすく中国の民族、省、家族、料理など話題豊富な会になりました。当日は評議委員会、理事会の日で参加された方のあり大盛況でした。山岳写真家上北和夫さんの三女公園もありました。
感謝状・花束
国際交流会のあとで、4月以来気っての展示会に協力してくださった八巻信夫さんに感謝状が、また、80歳を迎えられた森田洋子さんいヤマサキセイコー理事長より花束が贈られました。
10月国際交流の日・まとめの会(10/10)
10月10日(土)最後の国際交流の日は中国のエスペラント誌El Popola Cxinioの若い編集者王漢平(Wang Hanping)さんを迎えて「新しい時代の国際交流」について話し合います。
秋の合宿/関東エスペラント連盟主催
10月17−18日(土、日)入門、会話、作文、購読。
講師:Reza, 水野義明、他。費用6,000円。 申込み:(略)
週末セミナー/名古屋エスペラントセンター主催
10月31日〜11月1日(土,日)「一冊の本を語る」:一流人の語りと講演(山口美智雄さん予定)。 (略)
八ヶ岳エスペラント館閉館のお知らせ
11月1日をもって、今年度は閉館となります。


RO98年11月号

 紅葉の季節、そして雪の季節が八ヶ岳エスペラント館を包もうとしています。ことしのエスペラント館の季節が終わります。季節の終りにふさわしい行司の多い10月でした。
国際交流の日まとめの会「中国の今」
大七回国際交流の日は日本エスペラント大会を機会に八ヶ岳館に招待された王漢平(Wang Hanping)さんいよって行われました。王さんは中国での美しいエスペラントの雑誌"El Popola Cxinio"の編集者で、33歳。中国の若い世代の話が聞けました。彼は、自分の生い立ちからエスペラントを学ぶまでのこと、中国の家族の変化、若い世代の考え方、特に女性の意識の変化などについて語りました。中国が大きく変化していることを参加者に深く印象づけました。
 夕方からは、一年間の「国際交流の会」の半生を含めたBankedoが場所を変えて行われました。前回講演してくれたリャン・ミンさんや来年の日本大会実行委員長の山本辰太郎さんも出席され、来年への展望などが話題になりました。期待の巾を大きく来年に投げかけます。
「八ヶ岳エスペラント館だより」終刊
ライセンス保持者は、200名を超え、宿泊者も講習会も去年よりふえました。ライセンス保持者のうちの希望者に送っていた「八ヶ岳エスペラント館だより」も13号で最終号となりました。来年3月には、また新しい装いで館のニュースをお送りします。


RO98年12月号

★八ヶ岳エスペラント館は、11月3日に水抜きをすませ、今年の利用期間がおわり、冬眠にはいった。
一年間を振り返ってみると、
★今年の宿泊者総数、約400人に達し、去年を上回りました。 みなさまのご協力に感謝します。
★ Internacia Tago (毎月第二土曜日)は、全部で7回行われ、毎回25人から40人の参加者がありました。 つぎの方々が、講師として、協力してくださいました。
4月 イランの日 Reza Kheir-Kha
5月 イタリアの日 Pompilio
6月 ポーランドの日 Wienia Sato
7月 カナだの日 Klivo Lendon
8月 ドイツの日 Wilhelm Schmid
9月 中国の日 Liang Min
10月 まとめの日 Wang Hanping
★5月から9月のはじめまで、2階の展示室では、八巻信夫氏が長い年月をかけてエスペラントで集めた貴重な切手のコレクションの展示が行われ、反響を呼びました。
★7月の地元長坂町のオオムラサキ祭に、今年も館のテントをだしましたが、今年は、辻市衛氏の協力で、手品と似顔絵かきを行い、大好評でした。

写真の説明
オオムラサキ祭で、似顔絵を描く辻さん。(略)


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