ことばの権利とは何か?

世界人権宣言50周年シンポジウム
人権としての言語〜言語権の思想と実践


世界人権宣言は言語による差別があってはならないと述べています。しかし実際には、まわりの社会と違う言語を話す人々が、しばしば差別され、迫害を受けてきました。日本は単一言語の国だからそんな問題は存在しない、と思われるかもしれません。しかし日本でも、アイヌや在日朝鮮人・韓国人、また方言を話す人たちがそのような境遇に置かれてきました。

しかし今日、言語の違う人々の間の接触がますます増えた状況の中で、異質な言語を話す人たちの共生が、今後切実なテーマになると思われます。近年、複数の言語の紛争を抱える国々などから、言語的な共生をめざす「言語権」という考え方が発達してきました。

言語の違う人々が、自分たちの言語を大切にしながら、同時にお互いを尊重し、共生することをめざすのが、言語権の発想です。このシンポジウムではまだ日本ではそれほど知られていない言語権について学び、また日本内外での言語的な共生をめざす動向を追うことによって、言語に関する権利と自由の可能性についてみなさんと共に考えたいと思います。


日時 1998年10月24日(土) 午後2〜5時  
会場
 
国立教育会館601号室 (東京都千代田区霞が関3-2-3)
地下鉄銀座線虎ノ門駅下車1分,または丸の内線・千代田線・日比谷線霞ヶ関駅下車5分
パネリスト ヨーロッパの少数言語と言語権 原聖 (女子美術大学)
アイヌ語復興の現状について 中川裕 (千葉大学)
在日朝鮮人の言語状況* 藤井幸之助 (神戸女学院大学)
エスペラントと言語権 タニヒロユキ (大阪外国語大学)
定員 140名  
参加費 1000円 (学生 800円)
(当日会場でお支払いください)
 
申込 日本エスペラント学会事務局に電子メールまたは電話、ファックスで住所、氏名、電話番号をお知らせください。
主催
 
 
(財)日本エスペラント学会
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町12-3
Tel. 03-3203-4581, Fax: 03-3203-4582
E-mail: esperanto@jei.or.jp

* ここでは一つの民族として朝鮮人という名称を用いています。


主催者より

本シンポジウムは予定通り10月24日に開催されました。
 4人の講師による言語権の概念の発生経緯、アイヌ語および韓国・朝鮮語の言語状 況、エスペラントの場合のお話で、啓発される内容で、成功裏に終了しました。出席119名。

 "La Revuo Orienta"1999年1月号に、世界人権宣言に関する特集を組みました。その 抜粋が後藤さんのサイトにあります。
「世界言語権宣言」とは
言語権を本格的に論じた福地さんのサイトも紹介します。
言語権に関する理論的考察


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