世界人権宣言50周年

賛同表明のための署名募集

 世界人権宣言は、1948年12月10日、第3回国連総会において採択され、今年で50周年を迎えます。 この間、自由と平等のための指針として私たちを守ってきました。中でも人権宣言第二条では、 言語による差別を受けることなく、権利と自由とを享受することができると規定しています。
 すべての人は自分の言語を使う権利があり、他の言語の使用を強制されてはならないという考え方は、 「言語権」とも呼ばれるようになり、ユネスコの後援を得て1996年、 民間団体(NGO)がバルセロナで調印した「世界言語権宣言」にも表れています。
 わたくしたちエスペランチストの集う(財)日本エスペラント学会も、 この言語権の考え方に賛同を示すものであり、その源ともなった世界人権宣言に賛同するものです。 なぜならば、各人の言語を尊重することなしにエスペラント語の存在は考えられないからです。
 エスペラント語は1887年にザメンホフによって発表された言語であり、 以来110年にわたり世界各地の支持者によって育てられ、磨かれ、 言語の違う人々の間を結ぶ国際共通語としての役割を果たしてきました。 まさに「言語権」の考え方に沿った活動です。
 本年12月10日、パリで開催される人権宣言50周年を祝う国連総会で、 賛同いただけるみなさまの署名を国連事務総長に手渡すことにより、 人権宣言への賛同の気持ちと今後の発展への支持を表明したいと思います。
 みなさまのご賛同をお願いいたします。

財団法人 日本エスペラント学会
162-0042東京都新宿区早稲田町12-3
電話 03-3203-4581 ファックス 03-3203-4582

署名は98年11月14日に締め切り、1133人・団体の署名を頂きました。ありがとうございました。

署名募集エスペラント版
下に世界人権宣言の条文の一部を抜粋します。全文は国連の次のサイトにあります。
世界人権宣言エスペラント版
世界人権宣言日本語版

国連は1954年の総会でエスペラントが挙げた成果を認め、UEAはユネスコと 協議関係(en konsulta rilato)および協力関係(en operacia rilato)にあります。 (上記エスペラントページ参照。)
日本エスペラント学会は、日本ユネスコ協会連盟に賛助団体会員(NGO)として加盟しています。
日本ユネスコ協会連盟


世界人権宣言

 以下は前文と30条の本文からなる「人権に関する世界宣言」のうち文化的権利に関する箇所を抄録した ものです。
第一条
 すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。 人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。
第二条
1 すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、 財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、 この宣言に掲げるすべての権利と自由とを享有することができる。
2 さらに、個人の属する国又は地域が独立国であると、信託統治地域であると、非自治地域であると、 又は他のなんらかの主権制限の下にあるとを問わず、その国又は地域の政治上、 管轄上又は国際上の地位に基づくいかなる差別もしてはならない。
第三条
 すべて人は、生命、自由及び身体の安全に対する権利を有する。
第六条
すべて人は、いかなる場所においても、法の下において、人として認められる権利を有する。
第七条
すべての人は、法の下において平等であり、また、 いかなる差別もなしに法の平等な保護を受ける権利を有する。すべての人は、 この宣言に違反するいかなる差別に対しても、また、 そのような差別をそそのかすいかなる行為に対しても、平等な保護を受ける権利を有する。

次のいずれかの方法で、日本エスペラント学会あてお送りください。

1.点線から下の部分をプリントし、署名して、郵送またはファックスする。
財団法人 日本エスペラント学会
162-0042東京都新宿区早稲田町12-3
電話 03-3203-4581 ファックス 03-3203-4582
2.点線から下の部分をEメールにコピーして、署名し、次のアドレスに発信する。
esperanto@jei.or.jp
(注) 該当部分をマウスドラッグで選択し、コピー、ペーストするのが簡単です。
国連に提出するものですので署名と住所はできればローマ字でお願いします。
(日本エスペラント学会への締切:1998年11月10日)
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わたくしは世界人権宣言に賛同し支持いたします。
(Mi subtenas la Deklaracion de Homaj Rajtoj)
氏名
(Nomo)       1998-   -   
住所 (Adreso)
 
ひとこと (Mia mesagxo)
 
 
 
氏名
(Nomo)       1998-   -   
住所 (Adreso)
 
ひとこと (Mia mesagxo)
 
 
 

世界人権宣言賛同表明署名へのご協力のお願い

 1945年12月10日,第3回国連総会で採択された世界人権宣言は, 今年で50周年を迎えます。JEIでは,この世界人権宣言への賛成署名を集めます。 署名簿(本誌にとじ込み)ではスペースの関係でその趣旨を十分説明 できませんでしたので,ここで補足させていただきます。
 世界人権宣言の前文には,まず宣言の背景と位置づけが書かれています。 「人類社会のすべての構成員の固有の尊厳と平等で譲ることのできない権利を承認することは, 世界における自由,正義,および平和の基礎である」。
また第2段には「人権の無視および軽侮が,人類の良心を踏みにじり野蛮行為をもたらし, 言論および信仰の自由が受けられ, 恐怖,欠乏のない世界の到来が,一般の人々の最高の願望として宣言されたので
(中略)
これらはすべての人民とすべての国とが達成すべき課題である」とうたってあります。

 この宣言はあくまで宣言であって拘束力がありません。 1966年,拘束力のあるものとして国際人権規約が成立しました。 しかし,これらの宣言や規約の中では保障されるべき人権規範が具体的ではありません。 そこで,人種差別撤廃条約,女性差別撤廃条約, 子どもの権利条約など具体性のある宣言や条約が80以上作られました。 ところが,言語の平等に関する条約はまだありません。 世界にはさまざまな差別や貧困など生々しい問題が山積しており, 言語の問題には目が向かないのが現状のように見えます。 しかし,言語の問題は人種差別にも連動します。 ことばがわからないために裁判で不利益を受けるなど, 言語問題はまさに基本的人権に関わる問題です。

 「すべて人は[…]言語[…]による差別を受けることなく」という第2条の内容を実現するのは, エスペランチストである私たちの課題であると言えるでしょう。

 この署名をもって言語問題解決の行動の一歩を国連にとらせたいものです。 11月10日まで署名をJEIあてお送りください。ご協力をお願い致します。


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