準備委員会から

 ご挨拶

第92回世界エスペラント大会へおいでください

世界のエスペランチストが日本の街に集まる!それは日本のエスペランチストの夢です。2007年8月4日に横浜で、その夢が実現します。

ザメンホフが1887年にエスペラント「第一書」を発表して以来、世界各国で、これに賛同して学習・使用を始める人たちが現れて来ました。その人たちは世界各地に散らばっていて、1カ所にまとまっていない − これが良くも悪しくもエスペラントの特徴です。これは情報伝達という意味では大変優れた特徴で、使用者人口が少なくても、世界中のニュースを集めることができます。月刊の"Esperanto"誌や"Monato"誌が、立派な内容で何十年も発行を続けられるのは、この特徴に負うところが大きいでしょう。しかし言語にはもう一つの側面があります。それは文化創造です。そのためには一人の天才が刻苦して価値を創造することもさることながら、集団のエネルギーで文化を生み出すことも重要です。

毎年夏に開かれる世界エスペラント大会では、世界各国から2000人前後の人々が集まって、言葉の壁がない一週間の共同活動を行います。参加者全員が、特定の民族に偏らない共通の言葉で過ごす...世界のどこにも類を見ないユニークな集会です。そして、この集会にあなたが参加することで、平等な国際文化創造に寄与することができるのです。

1965年に第50回世界エスペラント大会が東京で開催されてから早40年。その間アジアでは、北京、ソウルで開催され、再び日本で開かれることが決まりました。私ども国内準備委員会は、主催の世界エスペラント協会と共に、皆様方に大会参加を呼びかけます。2007年8月4日に横浜でお会いしましょう!

2005年6月
第92回世界エスペラント大会 国内準備委員会